日記 百五の巻

10月 第4週土曜土曜 中学生の講義で、have to/ has toのついてのを説明を考察する回

★★★手元にある「英和辞書」を引くと、「have to do」「have only to do」「have to be」などは、『動詞』の「have」の項目に載っている。一方で、「現在完了 have done」や「仮定法 would have done」などは、「助動詞」として載っている。

★★さて、別の切り口で語ってみよう。「can」「must」「may」などの助動詞と呼ばれる、中学校の早い時期で習う「助動詞」と呼ばれるものには、「三単現」がない。

・そのほかにも、「must」には過去形がないし、「must not」は「してはいけない」と言う禁止を表し、「cannot」は「できない」以外に「~のはずかない」と言う意味があるし、「would」は「will」の過去形、「could」は「can」の過去形、「should」は「shall」の過去形であるのも関わらず、「依頼」や「提言」「可能性」「義務」などでは「未来」のことも表現される。日本人の生徒にとっては、「やっかい」な存在だ。

★ここでは、いったん、三単現にこだわる。「can」「will」「must」は「誰」が主語であろうと、「何」が主語であろうと「三単現のs」はつかない。「He cans play the piano.(×)」になることはないし、「He wills go shopping.」になることはないのだ。

・でも、俗にいう「助動詞」の「言いかえ」として習うものには、ほとんどの場合、主語に合わせて「三単現」の形があり、しかも、「to 動詞の原形」が含まれているのをご存じだろうか。

「will+動詞の原形」→「is /am/are going to 動詞の原形」…主語がIとyou 以外の一人または一つ、数えられない名詞の場合、「is」が形。

「can+動詞の原形」→「is/ am/ are able to 動詞の原形」…主語がIとyou 以外の一人または一つ、数えられない名詞の場合、「is」形。

「must+動詞の原形」→「have/has to 動詞の原形」…主語がIとyou 以外の一人または一つ、数えられない名詞の場合、「has」が形。

・「to 動詞の原形」は、「should 動詞の原形」→「ought to 動詞の原形」と「should」の書きかえでも使われる。

★前にも、少し振れているが、助動詞だからと言って「be動詞」や動詞の「have/has」の意味がなくなったり、異質なモノになったりするわけではない、というのが自分が採用する意見とさせていただく。

★★話を戻して、「have/has to 動詞の原形」は辞書では一般動詞の項目に載っている。形的には、「不定詞」も内蔵していて「must」の書きかえの形式をそなえている、と言える。

★★次に、この「have/has to 動詞の原形」の「have/has」が後ろに「不定詞」を取ったばあいについて考えてみたい。

★まずは、次の英文を見ていただきたい。

This coffee is too hot for me to drink.

・普段から、お読みになっている方たちには、もう、どのような説明が展開されるか、お気づきになられたと思う。

・訳は「このコーヒーは熱すぎて私には飲めない」または、「このコーヒーは私が飲むには熱すぎる」が一般的で、これらの訳なら、中学や高校の定期試験でも「〇」になると思われる。前者は、「too…to構文」の「前からの訳」として不定詞の部分を「できない」と否定で訳す形、「後者」は「for A to do」の部分を「Aがdoする」という基本的な部分をとらえ、「not」がなくても、「熱くて飲めない」ことが伝わる「訳」というわけだ。

・さて、この「飲めない→飲むことができない」には、「can」がどこにも含まれていないことにお気づきになられただろうか。そう、「to 動詞の原形」は、「to 助動詞 動詞の原形(×)」とはできないのだ。

・これは、「be to 不定詞」の時にも同様に言える。「be to 不定詞」は「予定・運命・可能・意図・義務」などを表現できるが、「will/must/should」などの姿がどこにも見えない。「to 動詞の原形」はあくまで「to 動詞の原形」でなければならず、「to should 動詞の原形(×)」とか、「to will 動詞の原形(×)」にはならない。「to 動詞の原形」はあくまで、「動詞の原形」が来るため、「助動詞」は入れない。助動詞の意味は、「to」「動詞の原形」の間に吸い込まれる、とある有名予備校の先生の書いた本でその昔、読んだ記億がある.

★★「be to 不定詞」が「~すべき状態にある」「~する予定の状態である」…ととらえられるならば、「have」の後ろの「to 動詞の原形」に関しても、「すべきことを持っている」「しなけばならないことを持っている」と考えてみるのはどうだろうか。

★★残念ながら、手元の辞書では「be to 不定詞」の「be 動詞」は「助動詞」扱いであり、「have/ has」は「一般動詞」扱いだ。一般動詞の「have to」としての使い方に関しては、英語を教え始めた頃、何かの本で、目にした記憶があるが…。

★しかし、前にも載せたと思うが、ネイティブスピーカーが持つ、「be動詞」や「have/has」のもともとのイメージが「本動詞」と「助動詞」で「180度」変わるということは、まず考えられない。

★★「have/ has」の後ろに「to 動詞の原形」が来る形は、初めて習う中学生には「びっくり」する形(『have』は後ろに不定詞を取る、とは教わらないからな)ではあるが、「have/has」が状態動詞であり、「状況」や「状態」を「持っている」と考えるなら、「~しなければならない」という訳とともに使いこなすためには、そんなに難しいことではないようにも思える。

★専門家でもない自分にはこれ以上、語る資格はない。「助動詞」やその「類似表現」の分かりやすい全体像と詳しい説明してくれる中高生用の参考書の登場を切望するばかりだ。