日記 七十の巻
5月 第4週木曜 病院の気の遠くなるような待合時間に、「映像授業、配信授業、何度見ても成績が伸びません…大学受験の『英語』、よろしくお願いします」…と大手予備校に通っている高3受験生に言われた記憶が突如よみがえる
・人間。ちゅうのは、じつにややこしい「思考回路」をしているもんやなあ、とつくづく思う。
・受験生は、やっぱり、自分の今の「偏差値」がどうであれ「志望校合格」のための講座に飛びつくもんなんよね。そうなると、けっこう、「短期間」で「志望校レベル」までの実力を埋めなアカンくなる。当然「基礎力アップ」など講座と合わせての追加受講も申し込みの時に勧められることになる。
・ま、それでも、現実的に「お金」の問題もあるし、「基礎力」や「単語の暗記」は自分で何とかなる、って思っとる人は、とりま、「英語」であれば「文法」と「長文」の講座かな、ってなってまう。で、その結果、取った講座は「とりま」な講座ではないし、「講座」の復習がぜんぜん終わらんまま、学校の定期テストや部活に追われ、気づくと、「受験直前」ってこと多いわけよ。
・たとえ、「ビデオ授業」の内容が分かりやすいからといって志望校の「文法問題」が解けたり「長文問題」が読めるようになったりは、なかなかならへんねん。しつこいけど「分かった」と「自分で答えを時間内に書ける」はゼンゼンちゃうからな。
・「地方都市(と呼ばれる場所)」の高校生たちが、「有名予備校講師」の授業を観られるようになった(地方の割と裕福な生徒がな)のは、『すんごい』価値があることやけど(そういう意味ではNHK第2の『中学生の勉強室』と言う番組は秀逸だったんやないかと思うで)…さっきとは別のパターンなんやけど、チューターなどの心地よい勧誘の言葉に勧められるまま「たくさん」講座とって「予備校まかせ」で「受験」を何とか乗り切ってまおうとして、パンクしてまう生徒も後を絶たないのも現実よな(最悪、もう一年、同じ予備校か、どこか別の予備校に通うことになる人が少なくないよな)。
・こうならないためにも、とにかく、「敵を知り、己を知る」ことが大切や。
・最近の子は、本屋よりもネットなんやろけど、ワイは、事前に本屋で「下調べ」することをお勧めするで。
・例えば、「YouTube」で、自分が受ける大学の合格に必要な「参考書ルート」を紹介されとったら、自分が、今どの「レベル」にいるか、まず確認したらええんよ。それによって、今、自分がやるべき本が分かるしな。
・本屋に行って、紹介されている参考書を実際、開いて、「自分」の『得意分野』と『苦手分野』を何冊か読み比べる。場合によってはその場で『確認問題』なんかを解いて、どのくらい理解ができてるか、確かめる方法もあるやんか。「単語集」なんかは、ランダムに10か所開いて、見開きの単語、「訳」だけでも言えるかどうか、全部分かるかどうか確かめてみればええ。「長文」だって、「3題」ぐらいランダムに見れば、今の自分がどのくらい読めるか、読めないかぐらいは判断できるやろ。志望校の『過去問』があれば、「今は、まだ…」ではなく、1年後、2年後には「これが解けなきゃ合格できない」という気持ちでページをめくるべきやろな。
・英語の話をするならや、(あ、ちなみに、数学なら、教科書の「章末問題」が解けない段階で予備校の「入試問題や類題の解説」の講座を受けるのは相当危険やちゅうか”ほぼアウト”やで)、予備校で「英文法」の講座を取るのであれば、せめて「高2」で「学校」で「配布」される「文法の問題集」のレベルが仕上がってる(どのパージを開いてもその場でできる状態)のがベストや。
・「長文読解系・英文解釈系」の講座は、学校の「コミの教科書」以外に、何か「1冊」、例えば「長文の読み方」系の参考書か、「長文問題集のレベル2」程度まではこなさんとどの講座であってもキツイ。ワイの経験では、学校で『コミの教科書』以外に『別の長文問題集』配布されてとる学校も多い。「高2レベル」の学校教材の問題集を使うて『単語』『熟語』『構文』『解釈』と仕上げる、ちゅうことでも「予備校」への準備はでける。けど、一人だと結構キツイで。ウチの生徒、学校で配布される問題集、けっこう難しく感じてるようで、一人だと、なかなかやる気がでんみたいや。
・今回、タイトルで登場してくれた生徒は、学校(都立中高一貫の進学校)に通っていた。具く教材として「大学入試用」の「長文問題集」と「英文法問題集」が配布されとった。
・この生徒に関しては、ま、まともに1冊まず、仕上げるんもいいかな、思うたんで、高3の前半は、定期テストにも直接関係するし、学校教材を学校のテスト範囲に合わせて勉強する形を取った。
・「先生1:生徒1」であれば、解いた後に、生徒に必要なことを説明し、「単語・文法・構文・和訳・解釈」のプリントを作って、宿題で解かせるような工夫をすればええだけやしな。ま、真面目に取り組むタイプの生徒やったら、何回かは家で解いてきてもらって、解答、解説、で、プリントを中心に授業する。で、何回かは、塾で、時間計って解かせてから、解答・解説、宿題でプリント、ちゅうパターンもいけた。念のために、少し高くついたけど学校教材の「解答」は手に入れたけどな(理由は以前述べた通りや)。
・「夏期講習」では、自分の「オリジナルプリント」で英文法を「単元」ごとにまとめ直し、「過去問演習」に進む形に修正した(もちろん、過去問もまとめ用のプリントは作成した)。「夏期講習」でこれの組み立てにしたのは、学校の教材配布(授業の進度)があまりにも速いという点も見逃せなかったからや。彼女の通う学校で、2か月~3か月にそれぞれ1冊ずつのペースで「入試英文法」「入試長文」の学校教材が配布され出したんや。こんなんされたら、英語が「苦手」な生徒は「悲鳴」をあげてしまうで。
・高3受験生には、「予備校」でも「塾」でも、「家庭教師」でもええから、とにかく自分が納得できる形で、勉強を進めて欲しいわ。
・ちなみに、なんか、地方新聞の社説に『勉強』の語源の話が載ってたんで、PC君に聞いてみたら、「気が進まないことを無理に行う(参考:Copilot Searchなど)」ちゅうことらしいで。
★「自然な英語が書ける! 上級を目指す ライティング トレーニング 佐藤昭弘(敬称略)」の再読を始める。「第1章 50年間英語を書いてきてたどりついたライティング法」は、「英作文」を書く際にも参考になると思うわ。興味のある受験生は、ぜひ一読してみてな。
★NHKFM「クラシックの庭」特集「ショパンを聞く(1)~(4)」一気に聴く。
※途中、間違うて、『公開』ボタンを押してまいました。読んだ方、驚かせてすみませんでした。その後、また「編集」ができなくなる状態になり、メッチャびっくり状態…。最後に、2回連続で生徒との会話形式の話になってまうのもなぁ…と思ったので、「七十の巻」は、全面改定させていただきました。


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