日記 七十三の巻

2026年6月4日

5月 第6週日曜(珍しいよな第6週日って、第6週って言っていいんかな…)「現在完了」や「受け身」を教えるときに、「不規則動詞」の「過去分詞」を忘れて、「‐ed」つけて、ごまかしてまう生徒がけっこういる件について

★前に、日記⑧「A-B-C型不規則動詞ってちょっとイカすね💛説」っていうのを掲載したことがあるんやけど…

★まあ、原形‐現在形‐過去形‐過去分詞の形が、それぞれ違うてて、役割がはっきりしてるよね、って話で…。例えば、「speak」がこの型よな。「speak(原形)-speak/speaks(現在形)-spoke(過去形)-spoken(過去分詞)」と変化する。中学校の「教科書」では「speak with/ to 人(~と話す、~にはなしかける)」「speak about 話題(~について話す)」「speak English(英語を話す)」「(電話で)May I speak to Mary?とか This is John speaking.」「受け身で English is spoken in many countries.」のような語法や使い方を習う

・前々から書こう思とったんやけど、「speak」の大問題は、生徒は、知らない間(説明がないまま、あるいは意識せず)に「自動詞 SVM」と「他動詞SVO」両方の形を学んでしまっていることやと思わへん?

・ある日、塾の「夏期講習」に参加して、初めてテキストで集中的に「文型」や「自動詞・他動詞の違い」を勉強することになって、眉間にしわを寄せてる生徒、よくおるんちゃう?生徒、一つの動詞には、一つの「訳」、一つの「文型(使い方)」しかない、って考えてる子、いるで。「文法の正誤選択問題」「語文訂正」や「整序問題」を解かせると、すぐ分かる。

・まあ、この問題については、またの機会に…。

・この「原形(speak)‐過去形(spoke)‐過去分詞(spoken)」の形が全部違う動詞の活用のことを「A-B-C」型と言うんよな。

★今回も「またまた触れる」けど…「原形」と「現在形」は違うからな「原形」ちゅうのは、「助動詞 do/ does/ did/ can/ will/ would/ can/ could/ should」などと一緒に使うときの形が代表例。「does/ do」を使ったら「動詞」は元の形(原形)」に戻せ、「did」を使ったら「動詞は元の形(原形)」に戻せ、「can」や「will」は、何が主語でも「can+動詞の原形」でいいんだよ、なんて中学生のときによく言われたやろ。後は、「命令文」な。「動詞の原形」から始めなさい、って言われるよな。これも、生徒、「原形」だと意識せずに使ってる恐れ、高いで。

★復習やけど、「be動詞」も、「原形〈be〉-現在形〈is/ am/ are〉-過去形〈was/ were〉-過去分詞形〈been〉」とそれぞれあり、「現在形」は一般動詞よりも一つ増えて「3つ」、「過去形」は「一般動詞」と違って「2つ」ある

・なぜ、今、一般動詞の話をしようとしてるのに、「be動詞」をだしたか分かる?

・実は、「be動詞」の原形の「be」が何者か、分かってない生徒あまりにも多いという現実があるからや。「命令文 Be quiet.(命令文は動詞の原形からスタートよな)」とか、「助動詞」を使うときは「 can/ will+動詞の原形」の形やから、当然、「原形」の位置に「be」を置いて「can be/ will be」になるんよね。「不定詞」のかたまりも、「to be ~」だ。ここでも、「原形」と「現在形」の区別はすごく大切なんよね。

一般動詞の「現在形」は、2つ。一つは「三人称単数または数えられない名詞などが主語」で「現在形」の場合〈これが三単現〉。もう一つは、「それ以外(I/ you/ 2人もしくは2つ以上のものが」主語で「現在形」の場合。「speak」の場合だと現在形の基本文(平叙文)の場合、三人称単数や数えられない名詞が主語なら「speaks」、それ以外が主語であれば「speak」や。

それに対して「be動詞」の「現在形」の方は、「一人称の担当が am」「二人称と複数の担当が are」「三人称単数や数えられない名詞などの担当が is 」という3つタイプに使い方が分かれる。

※「数えられない名詞って何」っていう自分は、「ぜひ、不可算名詞、集合名詞などのワードをググってみる、またはAIセンセに聞いてみてな」

不規則動詞「A-B-C」型は、ある意味「男気」のある「変化」やと思う。各々の役割がスッキリしているし、形がダブらない(原形と過去分詞形、過去形と過去分詞などが同じ形ではない)ので分かりやすい。

・例えば、「A-B‐C型」の動詞であれば、過去形の形は「1つ」で見間違えることはない。

・活用の形ではなく、「過去分詞」の方に焦点を当てれば、

①「have/has +過去分詞」で使うなら「現在完了(ずっと~し続けている)(~してしまった)(~したことがある)」、

②「is/ am / are/ was/ were/ will beなど+過去分詞」であれば、「受け身(~される・られる)(~された・られた)(~されるだろう・~れらるだろう)」。

③「名詞+過去分詞~」の「後置修飾」の説明の形で使うのであれば「(~されたもの・人・こと)」。

④「(being省略の)過去分詞からから始まる分詞構文」であれば、「副詞句」なんで、「副詞節的」に「一方で、~の間、~の時に、~なので、もし~ならば、そして~、その結果~」などで訳していくことになるよな。長文の場合は、「意味」を分かりやすくするために、「接続詞」を先頭に残した「分詞構文」もあるので、「高校生用」の英文解釈や文法の学校配布の本がある人は、「分詞」や「分詞構文」のところを見て欲しい。紙面の関係上、今日は例文などは割愛するで。

・せっかく「過去分詞」のことを書いたんで、「過去形」の知っておいて欲しい使い方も書いておくわ。一つは、「過去の習慣」を表すこともできること。「used to」は「今は~だけど、昔は~だったよな」ってときに使うよな。もう一つは、ときどき唐突に出てきて、「今の気持ち」を表すこともあるんで注意が必要や。興味がある人は、調べてみてな。…英語は、「気持ちがこもると過去形になる」って、昔、どこかの有名講師も言ってたような気がするんやけど…。

・現在形に関しては、「今も昔も未来も変わらない、(と思われる)法則や事実」「現在の習慣」「決定して動かない先の行動や予定」で使われる以外に、「小説」なんかでは「臨場感」を出すために「現在形」で文章を表現する技法がある。

★「A-B-C」型の動詞は、「原形」「過去形」と「過去分詞」とすべて形が違うので、紛らわしくて間違う、なんてこともない。覚えるときは、多少、手間がかかるが、使う際においては、けっこう分かりやすいと言える。

・ここまでのことは、半分以上は、以前の日記や掲載で触れているんじゃないか、と思う。

★さて、ここからが今日の本題だ。

・塾講師になって、英語を教えるようになってから、2年ぐらい経ったときのことだ。ちょうど、初めての持ち上がりの生徒が「中3」になった頃やね。

・生徒に「先生、『teach』の過去分詞って何ですか。『teach-teached-teached』だから『teached』ですか」っていう生徒が出現しだした。それ以来、教室は変われど、中2、中3生を受け持つと、毎年のようにこの質問に出くわすようになった(教室には、毎月のように、新しい生徒が増えることも影響していると思われるんやが…)。

・この間違いに、「覚えてないやないけ、自分。10回書いて帰りまでに持ってこいや」って叱って終わらせるのは、「チョーeasy」なんやけど、二次方程式の「解の公式」や「解と係数の関係」を生徒が自分で導けないまま暗記させたり、「乗法公式」で「展開」で成り立っとるんやから、その逆よ、って「因数分解」の公式を無理やり覚えさせるような気持ち悪い感覚を生徒に持たせるのは、生徒のこの先のことを考えれば、ちと、不味いわけよな。

★とりあえず、この勘違いの原因をさぐるために、まずは、タイトルの「A-B-B型」と「規則動詞」の違いの話をしようと思うねん(この違いをしつこく教える塾はまず、ないと思うからな…)

教室で「じゃあ、sayの活用書いてみいよ」というと、8割以上の生徒は「say-said‐said」と書くんやけど、2割弱「say-sayed-sayed(×)」とか「say-saied-saied(×)」とか書きよる生徒、教室内におるやんか。

ま、この単語に関しては、「発音」を覚えていないことも大きな原因の一つになっとるけどな。「said」は発音記号は「sed」で「母音の 'e’ の部分を強く読む(’e’ではなく、『耳の逆』のような記号表記をしている本もある)」んやけど、「発音練習」とかをしとかないと、生徒は勝手に「セイド」「セイド」と言い出す。確かに、日本人的には、「said」でも「sayed」でも「saied」でも「セイド」と読みたく気持ちは、分かるよな。

ま、要するに、「原形」「過去形」「過去分詞形」の最後の「アルファベット」が特に『d』または『 t』で終わる「不規則動詞」の活用を、うろ覚えのままにしてしまうと、「規則動詞」と「不規則動詞」が「混ざって」まう生徒がおるんよね。「sit-sitted-sitted (×)」「send-sended-sended(×)」って答案なんかもよく見る。これ、自分が書いたものを「目」で確かめた瞬間、普通は「おかしい」って感じる部類の間違いなんやないかと思うんやけど…。最近の生徒は「書く」「音に出す」より「打つ」「見る」やからなあ。結局、自分で「セイド」のまま覚えてまうと、つづりを間違うだけでのうて、「リスニング」でも聞きとれなくなってまう。

まあ、「小テスト」なんかになると、「仕方ないや、わからんもん、規則動詞のルールで書いちゃえ」って全部「-ed」つけて答えを埋めちゃうケースもあるとは思うけど…。逆に、「規則動詞」自体の原形が「d」で終わる単語の場合も「混乱」するときもあるようや。

・「現在完了」や「受け身」の「英作文」だと、「過去分詞」自体、間違うと、「まんま」点数を落としてまうで。

・「手」で書いて「目」でちゃんと確認して覚える、「音読」で「基本文や文の中」で「音」で「耳」から覚える、時々、活用表を上から下まで声に出して読んでみる、など工夫をして確実な物にしておくことを勧めるで。

「規則動詞」ちゅうのは、「過去形‐過去分詞形」を作る時に、「語尾を-d/-ed/ y→ied」に「規則的」に変化させる動詞のこと。ちなみに、「y→ied」の形については、前にも書いたけど、「y→yed(もとの単語に直接-edをつけるもの)」方が圧倒的に数が少なくて「play-played」や「stay-stayed」など、覚えた方が速いので、こちらを覚えることをお勧めするで。「母音」だの「子音」だの言われて、混乱する生徒もけっこうおるんでな。それこそ、「発音記号」を教える、時間のかかる話になるで。今の学校の英語のセンセ、確か、発音記号、自分が中学生、高校生の時に習ってない先生もいると思うしな。

「規則動詞」も変化の形だけを見るなら「A(原形)-B(過去形)-B(過去分詞)」型で、確かに、「過去形」と「過去分詞」の形は全く一緒やけど「不規則変化」の動詞の「過去形‐過去分詞形」の作り方は「語尾」が「規則変化」ではないんよな。「buy-bought-bought」とか「teach-taught-taught」とか習ったことあるよな。もし、「teach」が規則動詞というのであれば、「teach- teached-teached(×)」でなくちゃならん理屈になるけど、ちゃうよな(そう、間違ってまう生徒も実際おるけど)。「不規則動詞」の「A-B-B型」の「A」と「B」との関係は、「語尾を『-ed』,『 -ied』と『規則的』に変化させるというルールとは別もんなんやで」ということなんよ。

※英語も結構「長い歴史」を持っとるんよ。気になる人は、「be動詞」や「一般動詞」の歴史をググってみてね。

高校になると、「規則動詞」の数がぐん、って増えてくるんよな。「不規則動詞」の方は、中学までに習った動詞をマスターしていれば、「なんか、この形と一緒じゃん、これ」みたいな「すぐ覚えられる」活用の動詞もけっこう多い(oversleep-overslept-overslept:寝過ごすなんかがそうやんか、sleep-slept-sleptが中に見えてるよな)んや。だから、中学校で習う「動詞」は大切なんよ。

というわけで、塾においては、「動詞の活用」の『最初の小テスト』が一番肝心や。

・自分は、『オールブランク(動詞の意味だけを日本語で載せてるテスト)』で「規則動詞」「不規則動詞」混合でランダムの出題、時間内で書き上げられる量をクラスや個別に調整して毎回、内容を変えていた。

・英語が苦手なクラスでは、まず、埋められる問題を自分で埋め、その後、自分が3回発音して、思い出したものを書きいれてもらう、そのテストを何回か繰り返すことで、時間が経つと、けっこう満点を取る生徒も増えるんよね。最終的に、「覚えて、書ければええんやから」…春期講習なんかでは、英語苦手な生徒のクラスの方が全員、満点取るの、早かった時もあったで。

・英語が、得意なクラスにおいては、生徒がテストの「日本語」に当たる「別」の英語の「動詞」や「動詞句」を書いても(例えば「出かける」なんかは言い方、複数可能よな)、それが正解であれば「〇」をつけていた。もちろん、出題者の意図を全く組んでくれない(全く覚える気のない)場合は「減点」することもあったけどな。

多くの「省エネ guys」や「面倒 girls」は、「規則動詞」は「原形」と「過去形」の2つの形だけ覚えておけばOK、みたいな考えやねん(そうやって教える塾の講師もけっこうおるみたいやけど…)。実際に、授業で、ノートに写すときは、「過去分詞」のらんを「〃」記号で済ます生徒、圧倒的多数のクラスもある。講師から言わせれば、デキるヤツはええけど…半数以上の生徒、すでに「それはアカンで症候群」や。

塾用の「ワーク」や「問題集」も、「規則動詞」に関しては、どっちか書ければ両方書けるよね、みたいな穴埋めになっとるし、不規則動詞の穴埋めも、「原形」や「過去形」がすでに書いたる(ま、すでに習ってるでしょ、っていうことなんやろけど)のも多いし…。

もちろん、忘れてまう「動詞」ってのは、人によってちゃうし、必ずあるけど、なるべく、「九九」や「漢字」みたいに、すぐに出てくるようにした方がええ、と自分は思って教えてたんよね。

★ちゅう訳で、今日は、ちょっと気になった「規則動詞」と「不規則動詞」との生徒の『間違い』というか『勘違い』というか、について、触れてみました。ここまで、読んでいただき、ありがとうございました。

6月 第1週水曜 2日連続で暑い日が続くも、夕方には北海道らしいひんやりな夕方を迎える…自動販売機で、続けて、缶コーヒーを買ったら、一本出てこんかった…明らかについてねいよね、これって 

★母を連れて図書館に本を返しに行く。

★今回、借りていた本の中では「現代日本の詩歌 吉本隆明(敬称略)毎日新聞社」が印象に残った。戦後の「代表詩人」だけではなく、「石川啄木(※敬称略)」や「俵万智(敬称略)」が、それまでの「歌」とどんな違いがあるのか、作者自自分が感じる「松任谷由実(※敬称略)」と「中島みゆき(※敬称略)」の歌詞の違い、「音楽界」に新しい波を引き起こしたと言ってもいい「宇多田ヒカル(※敬称略)」などの歌詞の解説も本の中には登場する。それまでの「型」と「型」に対する、新たなものを生み出す葛藤と挑戦。「日本語の音韻」や「歌・歌詞」との歴史的な流れと関係などを「総論」的に知りたい中学生・高校生に読んで欲しい一冊。