日記 九十六の巻
9月 第3週月曜 「ウチの子、漢字はできるんです」「あっ、そうなんですか」…「漢字」「漢字」っていうけど、けっこう深いんやで…浅野中学校に学ぶ 第2弾…文章中のこの漢字の『読み書き』できる?
★以前、書いたが、国語に関して「ウチの子、漢字はできるんです」と面談でおっしゃる親御さんは多いんよね。中学生や高校生が「漢検2級」あたり持ってれば、ああ、そうなん?って思うけど…。
★実際、国語が苦手な生徒にとっては、中学校の「定期テスト」で「漢字だけは…」と勉強する生徒も少なくない。「10点」「20点」分を確実に稼げるもんな。
★今回は、過去に教えていた生徒に登場してもらって、シュミレーションの授業をしてみたい。昔、「別」の中学校の過去問を解かせたときにした授業風景を参考に、ちょっと漢字を使った勉強法の一つを紹介してみたいんや。では、いくで。
「おう、H谷、前の授業で『浅野中学校』の過去問解いたやん」
「ああ、だまし討ちしたやつ?自分ら、中3生なのに中学受験の問題とかせてセンセが楽しんでたやつ」
「(こいつ、ホンマ、口悪いな)H谷、何点やったけ?」
「そんなこと、どうでもええやんけ(センセ、性格悪~)。次の『Vもぎ』見とけよ」
「で、今日の授業なんやけどな。まず、これ、漢字のテストしようや。急いで作ったんで、解答らんないけど、右の空いた部分に番号でもふって書いてな」
A4のプリントを机の上に乗せる。
「(うっ、これ、どこかで見たことがあるような漢字が並んどるな?)おい、おい、いきなりテストかよ」
問題 次の太字部分を漢字に直しなさい。送りがなも書くこと。
1.映画かんとく
2.ぼく
3.ひとがら
4.まぶた
5.ため息がもれた
6.ゆか
7.ちんもく
8.しわ
9.手のこう
10.しょうがい
11.ひとみ
12.りんかく
13.あんど
14.ねまき
15.くらやみ
16.はかどる
17.ひろう
18.ねんまく
19. 考えをめぐらせる
20. けいこうとう
21. ぼうきゃく
22. いす
23. たずさえる
24. 願いがかなう
25. ほにゅうるい
26. れいちょうるい
27. とくちょう
28. たんさくする
29. けんしんてき
30. きそ
31. あいいれない
32. ぼうとう
34. むじゅん
35. だきょう
36. もほうする
37. まどわされる
38. はんしょくりょく
39. おうせいな
40. しょうとつ
41. になう
42. しゅんかん
43. じゅうなん
44. しゅうちゃく
45. もてあそぶ
多分、今「H谷」君と授業したら、こんな感じの授業になるんやろな…
「センセ、これひどいやん、実際解いた『浅野中学校』の漢字の問題じゃないやん。習ってないのもあるで」
「えっ、習ってない漢字? ま、読めればいい漢字もあるけどな。でも、これ『浅野中学校』の試験で出題された作品からとったんやで。きみ、中3生やろ」
「はんま、いつもけったいな問題つくるよな、ダルいわ~。『ぼうとう』とか『しょうがい』とか2つかけるやつもあるやんけ」
「しゃあ、今のプリントは1回、回収や。こっちゃのプリントはどうや」
次の太字部分の読みをひらがなで書け。
1.映画監督
2.僕
3.人柄
4.瞼
5.ため息が漏れた
6.床
7.沈黙
8.皺
9.障害
10.手の甲
11.瞳
12.輪郭
13.安堵
14.寝巻き
15.暗闇
16.捗る
17.拾う
18.粘膜
19. 考えを巡らせる
20. 蛍光灯
21. 忘却
22. 椅子
23. 携える
24. 願いが叶う
25. 哺乳類
26. 霊長類
27. 特徴
28. 探索する
29. 献身的
30. 基礎
31. 相容れない
32. 冒頭
34. 矛盾
35. 妥協
36. 模倣する
37. 惑わされる
38. 繁殖力
39. 旺盛な
40. 衝突
41. 担う
42. 瞬間
43. 柔軟
44. 執着
45. 弄ぶ
「おう、これならイケそうやで」
「じゃあ、5分あげるわ。読めないの、教えたるで」
「えっ?テストじゃないんかい」
「5分で終わらせて、漢字を覚えてな」
「なっ?結局、『読み書き』どっちもやるんかい」
「本チャンは、さっきの『書き』のプリントや。その方が力つくやろ。もう、1分経ったで」
「仕方ないわ、つき合ったるわ」
―――テスト後――‐
「センセ、自分、何か不思議な気分やわ。漢字ってこういう勉強もできるんやな」
「そうやろ、そうなると思って今日はこのテストを用意したんや」
「なるほどね。今度から『国語』の予習をする時に、本文を目で追いながら、自分の読めない、書けそうもない『漢字』をノートにピックアップするわ」
「ま、今のH谷には、ワイの『教科書全文写し』は、無理やろな、書く速度も遅いしな~」
「(ホンマ、一言多いセンセやで)センセ、普段予習しない自分が、予習するって思ってるのに、生徒のやる気をそぐようなこと言う?信じられへんのやけど」
「で、何が不思議やったん?」
「この問題、わざと文章で出てくる順に並べたやろ。普段のセンセやったらありえへんよな」
「そうや」
「思い出したくもない文章の内容、勘違えた選択肢のこと思い出したわ。漢字だけじゃなくて、それがセンセの狙いやろ」
「だって、せっかく読んだ、せっかく解いたんやで。復習してもバチはあたらんやろ。もう一度、全部解け、って言うたわけではないし」
「で、高校生になっても書けた方がええ、読めた方がええ漢字もマスターできる、ちゅうことやろ」
「まあ、H谷が『本気』で、ざっと教科書に目を通しながら、『予習』の時に、自分の『読めない』『書けない』漢字をピックアップをするんやったら、文章にも多少目を通してるわけやから、授業も少しは楽になるんちゃうん。もちろん、『復習』としても使えるけどな」
「これは、『夏期講習』で『国語』の勉強は何をしていいかわからん、と質問した『答え』をくれたと思ってええんよな」
「ま、一つの『勉強』の形の提示やけどな。学校の教科書なんて、自分ら、まともに読んでないやん。どうせ、『定期テスト』に出題されるんやったら、自分で気になる漢字を『読みながら』ピックアップして覚えればええし、そうすれば少しは内容も頭に入るやろ。ガッコの先生が授業で言うてることも今までよりは理解できるんやないの」
「分かった。ちょっとやってみるわ、自分」
「実は、この方法は、小学校1年生から小学校2年生のときに、母親が自分に教えてくれた方法なんや」
「えっ、センセ、『教科書全文写経法』じゃなかったん?」
「台所で野菜トントン、って切りながら、教科書めくって、1日、20分ぐらい、書けた方がええと思う漢字をテストしてくれたんよ。教科書の内容の予習、復習にもなったで。さっき「H谷」が言うたように、ひらがなが多い学年の教科書(小学校1年、2年の教科書を使って、書けた方がええ漢字で書かせようとする場合も含めて)、漢字の部分の「音」だけだと、複数の候補が出てくることもある)では、漢字の前後の『本文』を読んでくれないと、混乱するときがあるからな」
「なるほどね、結果的に、教科書の内容もある程度頭に入ったということか。で、その延長線上に『教科書写経』法があるっちゅうわけや。All in one(超めんどくさがりや)が大好きなセンセらしいな。一応、自分の質問の答えをくれたこと、感謝しとくわ。おおきに」
「(コイツ…『一応』が余分なんじゃ、He says one word too much. )おう、トリマ、やってみぃよ」
「じゃあ、この後は、『三平方の定理』な」
「えっ、時間…くっ、まだあるんかいっ」
9月 第3週月曜 その2 またまた空がぐずりだす…湿度の高い朝は、体が思うように動かないのは歳のせいだと思わないようにして、一歩一歩コンビニへの坂道を行く
★「アナタが知らない素敵な「並べかえ(整序)」の世界!②」を見直し、修正・訂正・加筆したしました。
★「並べ変え」の問題自体に「spots」が重複しておりました。長い間、訂正せずにまことに申し訳ございませんでした。
★「並べかえ」シリーズ、①②③とも今も、お読みいただく方がいらっしゃること、心から感謝いたします。お読みいただく方が多い「タイトル」に関しては、励みになるだけではなく、自分の書いた文章の見直しや今後の勉強ののきっかけにもなります。引き続き、お読みいただけると幸いです。
9月 第3週火曜 『結婚』って…なんやろね…戦後2002年の離婚率ピーク時から減っている「離婚率」、2023年、2024年とまた増加傾向
★あなたが知らない素敵な「並べかえ(整序)の世界①、読みにくい部分、打ち間違えなど、修正・訂正・一部差しかえ・加筆いたしました。「動詞の形(原形)」の説明、順動詞の説明が読みにくい部分がありました。申し訳ありませんでした。



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