日記 九十八の巻
9月 第3週 水曜 中1生のみんな、「this」をなめたら、アカンぜよ!まずは「教科書」の「単語」を「自由自在」に使えるようにしよう!第2弾…「this」つながりからの中1教科書で必ず見る「What is this?」
★今日は、中1の教科書に絶対載ってる「What is this?」について触れていくで。
★「そんなん、『これは何ですか』で終わりやん」って言う人といると思うけど、ちょっと待って。
・江戸時代、「通詞」と言われた世襲の職業があったん、知ってる?幕府と海外の高官を結ぶ、命をかけた重要な役割を果たした今でいう「通訳」人たちのこと。日本人が語学を学ぶ上で大切な表現の一つ、目の前のものの「名前」を尋ねる文が「これは何ですか What is this?」だったということや。
・「What is this?」は、訳自体は「これは何ですか」やけど、場面によってさまざまな表情を見せてくれる。例えば、見たこともない虫に遭遇して「恐怖」表したり、我が子が、自分の『クレカ』を勝手に使って高額なゲームを購入し、その請求書を見て驚いた時の「What is this?」、部屋を片付けておいて、とカレシに言って帰って来てみたら、部屋がゴミ屋敷状態になっていた…怒りの「What is this?」…。
★文法的な確認をしておこう。「What is this?」は、「This is a pen.」の「a pen」の部分を聞くタイプの疑問文だ。中1の時は、「what/ where/ when/ how/ who/ how/ what time/ what color/ How many 複数形・peopleなど、もともと複数扱いの単語」を疑問文で使う場合は、文頭に置くルールになっているな(関節疑問文、関係代名詞、関係副詞など、学年が上がるにしたがって、文中で〈Wh-/ how+(主語)‐述語~〉という文のかたまりを作るパターンも習う)。
♦まず、疑問文とその答え方から見ていくよ。
・This is a pen. を「これは何ですか」という疑問文にする。「is/ am /are/ was /were」の文では、「is/ am /are/ was /were」を「主語」の前に出せばいいので、「is」を「this」の前に出し、
・Is this a pen? ここで、「これは何ですか」という日本語を考ると、「a pen」というところを「何であるか」聞く文にするわけだから、
・Is this what? と「a pen」の部分を「what」にしてみる。 しかし、このままでは、「what/ where/ when / what time…」を疑問文を作る時に『先頭に置く』と言うルールに反している。
・そこで、「What is this?」と先頭に「What」を持ってきて完成。
・次に、答えにいくで。仮に、答えが「pen」だとする。「これは何ですか?」と聞かれているんで、「これはペンです」と言いたいところなんやけど、「This is a pen.(×)」ではアウトや。ま、英語は、「同じ単語」「同じ表現」を繰り返し使わず、避ける傾向の強い言語やと言われる。「this/ that」を2回目に「受ける」んは「it」ということになっとるんよ。
・「this」を受ける、二回目の「it」を使って、「What is this?」には、「 It is a pen.」が「公式ルール」となる。
・ただし、ケンカごしで「これはなんやと聞いとるんじゃ、こら」「だから、これはペンじゃ言うとるやろが、おう」みたいな場面では「this」が連打使用される可能性もなきにしもあらず、や。
★ついでに、「省略形」にも触れておくな。「What is this?」の「What と is」の間をつめて「省略形」にするときは、省略したい「is」の「i」を消して、その上に「’」をつけてくっつける。「What is this?」→「What’s」。答えの方の「It is」の部分も同様に「It is」の「is」の「i」を消して、その上に「’」をつけ、「It’s」の完成。
・余談ではあるが、生徒のみんなは、省略するのは「一語」の場合だけではないし、形がちょっとおかしいな、という「省略形」もこの先、たくさん出てくるので、覚えておいて欲しい。「I will/ He will」→「I’ll/ He’ll」、「will not」→「won’t」「I have」→「I’ve」など。
・また、「That is」の省略形は「That’s」だが、「This is」の省略形「This’s(×)」はない。「That is not a pen.」は「that isn’t a pen. / That’s not a pen.」と2つ表記できるが、「This is not a pen.」の省略形は、「This isn’t a pen.」だけ。気を付けてな。こういうところも説明なく進んでしまうと「英語嫌い」が増えるんよね。
★ここからは、「this」理解を深めるコーナーや。「this」は話してる人が今、「身にに着けてるもの」「持ってるもの」を指し示して説明する「単語」という「指示代名詞」だと考えると、その意味を広げていくと、時間や方向や場所、発言、指示など様々な表現につながっていくんよね。そして、その際、主語になる「This」だけではのうて、「この・こんな~」と言う表現や「O:目的語」になる「this」などを覚えていくとええ、と思うよ。いくつか、例を挙げとくな。
・this year, this time, this morning…今年、今回、今朝
・this way, in this park…こちら(This way. と言う文なら「こちらへどうぞ。」)、 この公園で
・Don’t tell anyone about this.…このことは誰にも言わんといてな。この訳の場合は「this」は会話内容や事実
・Like this.…こんな風に、このように(実際に折り紙を作る場面や、箸を動かして手本を見せる、真似して欲しいというような状況で)
・this one…これを一つ(これは、海外で活躍する表現。メニューが読めない場合やパン屋さんでパンを買う時に使える)
・Try this. / How about this?…これを試してみたら。/ これはどう? 「O:目的語」の位置に来る「this」
★最後に、「What is this?」は「単数扱い」「不可算(数えられない)名詞」仕様の文。「複数形」を意識した疑問文ににするなら、「What are these?(これらは何ですか)-They are pens.(ペンだよ)」となる。
・ただし、英語には、男性・女性・単数・複数が不明の際、「三単現」の疑問文で聞くという場合もあるので、一応紹介しておく。少し格式的になるかも、やが…今、ホテルの部屋の中にいるとする。ルームサービスを頼んだわけでもなく、来客の予定もないのに、部屋をノックされたとする。そのときの、「どちら様ですか」は「Who is it?」でOKや。
・あ、そうそう言い忘れた。相手のセリフをそのまま復唱しながら、自分が聞き取れなかった単語や内容の部分に「what」を入れて聞きなおす、聞き返しの「what」もあるよ。興味のある人はスマホでググってみてね。


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