日記 七十三の巻

2026年6月1日

5月 第6週(珍しいよな第6週、第6週って言っていいんかな…)日曜               「現在完了」や「受け身」を教えるときに、けっこう「不規則動詞」の「過去分詞」を忘れて、ごまかしてまう生徒がいる件について

★前に、日記⑧「A-B-C型不規則動詞ってちょっとイカすね💛説」っていうのを掲載したことがあるんやけど…

★まあ、原形‐現在形‐過去形‐過去分詞の形が、それぞれ違うてて、役割がはっきりしてるよね、って話なんたけど…。例えば、「speak」がこの型よな。「speak(原形)-speak/speaks(現在形)-spoke(過去形)-spoken(過去分詞)」と変化する。中学校の教科書では、「speak with/ to 人(~と話す、~にはなしかける)」「speak about 話題(~について話す)」「speak English(英語を話す)」「(電話で)May I speak to Mary?とか This is John speaking.」「受け身で English is spoken in many countries.」のような語法や使い方を習う。

・前々から書こう思とったんやけど、「speak」の大問題は、生徒は、知らない間(説明がないまま)に「自動詞 SVM」と「他動詞SVO」両方の形を学んでしまっていることやと思わへん?

・ある日、塾の「夏期講習」に参加して、初めてテキストで集中的に「文型」や「自動詞・他動詞の違い」を勉強することになって、眉間にしわを寄せてる生徒、よくおるんちゃう?

・まあ、この問題については、またの機会に。

・この「原形(speak)‐過去形(spoke)‐過去分詞(spoken)」の形が全部違う動詞の活用のことを「A-B-C」型と言うんよな。

★今回もまた触れるけど…「原形」と「現在形」は違うからな。「原形」ちゅうのは、「助動詞 do/ does/ did/ can/ will/ would/ can/ could/ should」などと一緒に使うときの形が代表例。「does/ do」を使ったら「動詞」は元の形(原形)」に戻せ、「did」を使ったら「動詞は元の形(原形)」に戻せ、「can」や「will」は、何が主語でも「can+動詞の原形」でいいんだよ、なんて中学生のときによく言われたやろ。

★復習やけど、「be動詞」も、「原形〈be〉-現在形〈is/ am/ are〉-過去形〈was/ were〉-過去分詞形〈been〉」とそれぞれあり、「現在形」は一般動詞よりも一つ増えて「3つ」、「過去形」は「一般動詞」と違って「2つ」ある。

・なぜ、今、一般動詞の話をしようとしてるのに、「be動詞」をだしたか分かる?

・実は、「be動詞」の原形の「be」が何者か、分かってない生徒あまりにも多い現実があるからや。「命令文 Be quiet.(命令文は動詞の原形からスタートよな)」とか、「助動詞」の基本的な使い方は「 can/ will+動詞の原形」で「be動詞」を使う時は、当然、「原形」の位置に「be」を置いて「can be/ will be」になるんよね。ここでも、「原形」と「現在形」の区別はすごく大切なんよね。

・一般動詞の「現在形」は、2つ。一つは「三人称単数または数えられない名詞などが主語」で「現在形」の場合〈これが三単現〉。もう一つは、「それ以外(I/ you/ 2人もしくは2つ以上のものが」主語で「現在形」の場合。「speak」の場合だと現在形の基本文(平叙文)の場合、三人称単数や数えられない名詞が主語なら「speaks」、それ以外が主語であれば「speak」や。

・それに対して「be動詞」の「現在形」の方は、「一人称の担当が am」「二人称と複数の担当が are」「三人称単数や数えられない名詞などの担当が is 」という3つタイプに使い方が分かれる。

※「数えられない名詞って何」っていう自分は、「ぜひ、不可算名詞、集合名詞などのワードをググってみる、またはAIセンセに聞いてみてな」

★不規則動詞「A-B-C」型は、ある意味「男気」のある「変化動詞」やと思う。各々の役割がスッキリしているし、形がダブらない(原形と過去分詞形、過去形と過去分詞などが同じ形ではない)ので分かりやすい。

・例えば、「A-B‐C型」の動詞であれば、過去形の形は「1つ」で見間違えることはない。

・「過去分詞」は、「have/has +過去分詞」なら「現在完了(ずっと~し続けている)(~してしまった)(~したことがある)」、「is/ am / are/ was/ were/ will beなど+過去分詞」であれば、「受け身(~される・られる)(~された・られた)(~されるだろう・~れらるだろう)」だ。「名詞+過去分詞~」の「後置修飾」の形であれば「~されたもの・人・こと」。

・「原形」「過去形」と「過去分詞」とすべて形が違うので、紛らわしくて間違う、なんてこともない。覚えるときは、多少、手間がかかるが、使う際においては、けっこう分かりやすいと言える。

★さて、ここからが本題だ。

・塾講師になってから、2年ぐらい経ったときのことだ。生徒に「先生、『teach』の過去分詞って何ですか。『teach-teached-teached』だから『teached』ですよね」っていう生徒が出現しだした。それ以来、教室は変われど、中2、中3生を受け持つと、毎年のようにこの質問に出くわすようになった。

★とりあえず、この勘違いの原因をさぐるために、まずは、タイトルの「A-B-B型」と「規則動詞」の違いの話をしようと思うねん(この違いをしつこく教える塾はないと思うからな…)

・教室で「じゃあ、sayの活用書いてみいよ」というと、8割以上の生徒は「say-said‐said」と答えるんやが、2割弱「say-sayed-sayed」とか「say-saied-saied」とか書きよる生徒、おるやんか。

・要するに、「過去形‐過去分詞形」の最後の文字が『d』または『 t』で終わる活用を、うろ覚えすると、「規則動詞」と「不規則動詞」が「混ざって」まう生徒がおるんよね。「sit-sitted-sitted」って答案なんかもよく見るよな。これ、「手」が覚えてると、書いたものを「目」で確かめた瞬間「おかしい」って感じる部類の間違いなんやないかと思うんやけど…。まあ、これは、本人が覚えてなくて、仕方ないや、「規則動詞のルール」で書いちゃえ、っていうケースもあるとは思うけど。「現在完了」や「受け身」の「英作文」の答案だと、まんま点数を落としてまうで。

・「手」で書いて「目」でちゃんと確認して覚える、「音読」で「基本文や本文の中」で「音」で「耳」から覚えるなど工夫をした方がええで。

・「規則動詞」ちゅうのは、「過去形‐過去分詞形」を作る時に、「語尾を-d/-ed/ y→ied」に「規則的」に変化させる動詞のこと。で、規則動詞も形だけを見るなら「A-B-B」型で、確かに、「過去形」と「過去分詞」の形は全く一緒やけど、「不規則変化」の動詞の「過去形‐過去分詞形」の作り方は「語尾」が「規則変化」ではないんよな。「buy-bought-bought」とか「teach-taught-taught」とか習ったことあるよな。もし、「teach」が規則動詞というのであれば、「teach- teached-teached」でなくちゃならん理屈になるわな(そう、間違ってまう生徒も実際おる)。「不規則動詞」の「A-B-B型」の「A」と「B」との関係は、「語尾を『-ed』,『 -ied』と『規則的』に変化させるというもんとは別もんなんやで」ということなんよ。

★高校になると、「規則動詞」の数が増えてくるし、「不規則動詞」も中学までに習った動詞をマスターしていれば、活用が「すぐ覚えられる」動詞もけっこう多いんや。だから、中学校で習う「動詞」は大切なんよ。

★塾においては、それこそ『最初の小テスト』が肝心や。

・自分は、『オールブランク(動詞の意味だけを日本語で載せてるテスト)』で「規則動詞」「不規則動詞」混合で順番はランダムの出題、時間内で書き上げられる量をクラスや個別に調整して毎回、内容を変えていた。英語が苦手なクラスでは、まず、埋められる問題を自分で埋め、その後、自分が発音して、思い出したものを書いてもらう、それを何回か繰り返すことで、時間が経つと、けっこう満点を取る生徒も増えたんよね。英語が、得意なクラスにおいては、生徒がテストの「日本語」に当たる「別」の英語の「動詞」や「動詞句」を書いても、それが正解であれば「〇」をつけていた。

・多くの「省エネ guys」や「面倒 girls」は、「規則動詞」は「原形」と「過去形」の2つの形だけ覚えておけばOK、みたいな考えやねん(そうやって教える塾の講師もけっこうおるみたいやけど…)。実際に、授業で、ノートに写すときは、「過去分詞」のらんを「〃」記号で済ます生徒、圧倒的多数のクラスもある。講師から言わせれば、デキるヤツはええけど…半数以上の生徒、もはや「それはアカンで症候群」や。

・業者の「ワーク」や「問題集」も、「規則動詞」に関しては、どっちか書ければ両方書けるよね、みたいな穴埋めになっとる教材や不規則動詞の穴埋めも、「原形」や「過去形」がすでに書いたる(ま、すでに習ってる、っていうことやろけど)のも多いし…。

★ちゅう訳で、今日は、ちょっと気になった「規則動詞」と「不規則動詞」との生徒の『間違い』について、触れてみました。ここまで、読んでいただき、ありがとうございました。