日記 六十七の巻

5月 第3週木曜 昨日とはうって変わって、まぶしい晴れ渡る青空の中、恒例行事の朝食前の缶コーヒーを買い、昨日と同じベンチに腰掛け、のどに流し込みながら「追記」を書くか、書かざるべきか、グダグダ迷う

〈 日記六十六の巻の補足説明 〉

★昨日、「s」と「sh」の音について触れた。最後の「※」のところで、「s」と「sh」は異なる「音」であること、最終的には、発音記号の正しい理解が好ましいこと、勢いよく「see」が発音されるときに、「sh」のまぼろしの音が聞こえることがある、と書いた。

★実は、書き終わった後、また、一つ思い出してしもたんやわ。

★ホンマに、迷ったけど、「I see.」の発音を説明するときに、実は、逆のパターンもあるねんな。

★昔、あるじいちゃんに、やっぱり「I see.」を教えてたことあったんや。じいちゃんが、ワイの発音、何度、真似しても、「あい、すうぃー」にしかならんのよ(最初は、ホンマ、入れ歯のせいかと思ったで)。ま、年の割には、耳のええじいちゃんやったと思う。

・でもこれはこれで、外国人を前にしたとき「あい、しー」より通じひん恐れもある。

・またまた、批判を覚悟のうえで言うけど、昨日の話とは違って、今度は、「あい、シー」の方向に意識と音を少しずらしてやらんとどうにもならん状況なわけや。

★どうしよかな、って考えてたんやけど、急に「ある考え」が降りてきたんよね。じいちゃん、「ハナ肇とクレイジーキャッツ」の「スーダラ節」知っとるんやないか、って。

★ここからは、ぜひ、みんなも試してもらいたいんやけど、歌の歌詞に「スイスイスーダララッタ」っちゅうのあるよな。これをな、「スイスイ」の部分を分割して「あいすい」「あいすい」「スーダララッタ」って自分の後に続けて、歌ってみてもろたんや。

・これをだんだん早く歌って、ある程度まで『英語らしく』速くしていくと、「あい」と「すぃ」がくっついてきて、けっこううまいこと、「I see I see スーダララッタ」って聞こえてくんねん。で、このとき、今、実験してる人いたら、自分の言ってる音、よく聞いて欲しいねん。「速くつめてつなげて言ってる」ために、ちょっとあやしい小さな幻の「シ」、「 I」と「see」の間に感じるやろ。

★どう?「s」と「sh」って、このくらい、単語の先頭に来る場合、日本人が「迷う」「間違いやすい」「音」なんよね。

★ちなみに「発音記号」は、日本語を母語に使う人がどんな音に聴こえようと、「s」は「s」、「t」は「t」の「音」やからな。どの言語でも基本的な「音」がある。そして、「単語同士の連結」や「その発音が存在する単語中の位置」で変化することはある。これ、前もどこかで書いたけど、一例として、日本語でも「タクシー」は、東日本では、主に英語の「taxi」に割と近い発音、「う」の音がほとんど意識されない「たk(u)しー」のように言うし、一方で関西では「タくシー(た K・U しー)」の「u」ははっきりと聞きこえるように発音される。

★今回は、これでおしまい。じゃあ、またね。