日記⑫

2025年11月23日

10月某日 自分の体、どうなってしまってん?

 通っている病院で、「あっ、これ、糖尿病になっちゃってるね」と頭を殴られたようなショックを受ける。二か月前、母と一緒に通院したときは、「息子さん、どこも悪くないですよ」と担当医に笑顔で言われたのに…。

 「シンプルに考えましょう。とにかく治療を始めましょう」「今、流行っている注射使いますか?痩せるかもですよ」

 「???」

 この時初めてHbA1cのことをグリコと呼ぶんやな、と知った…。検査結果を見ると、8月までとは違い、「7」を超えている。

 「いやいや、普通に薬でいきたいです。とにかく、母の世話ができなくなると困るんで…お願いします」と何とか言葉を絞り出して薬を処方してもらう。

 もちろん、医者は何も悪くない、すべて自分の不摂生が原因だ。

 酒も飲まん、たばこも吸わんのに…これで、高血圧に糖尿病…嫁さんや子供ががいないのがせめてもの救いか。

11月某日 自分の体、どうなってしまってん?Part2

 1週間ぐらい前から、歩けないほど左足が痛い。太まれ、足を床におろすと、膝が抜けそうだ。ふくらはぎはもちろん、足を前に運ぶと、電流が走る。

 そうだ、今日は水曜、水曜は母が通っている病院の「整形外科」の先生がおる日やな、と思い、母を連れてタクシーで病院に移動する。

 1時間後に診察を受けると、「坐骨神経痛(これは正式病名ではないらしいねんけど)」が悪さをしているというようなことを先生が言う。正直、痛くて説明も聞けへん。

 やっとの思いで、薬をもらい、家に帰ったものの、食事をとるまでは薬は飲めないわけよね…。

 タクシーの方が体にええやろ、と思い奮発したが、乗る時にすでに足がもつれて危なかった…やれやれ、90歳の母親よりもポンコツやんけ。

11月某日 人類って、ほんと、めんどくさない?

 2022年、6月、ロシア軍が撃ったミサイルが空中でUターンし、発射地に戻ってくるという事態が発生した。何と、そのそばに「ミサイルUターンシステム」という言葉が関連事項として出とる…。ある番組で、Tさんが「ミサイルを打てば、その国にUターンして戻ってくる、ミサイルを撃っても撃っても自分の国に戻ってくる」というような説明をしていたのがこれか。ある発明家によると、理論上このシステムは、可能だということだ。

 それにしても、平和な世の中を保つ(自国の安全を保つ)ために膨大な軍事費をかけ、ぞの一方で、経済戦争が起こってて、次は、食料争奪戦が始まると言われてる今日この頃やんな。

 新しい科学技術を開発をする「人類」をスゴい、と考えるか‥‥それともこんなものを開発しなければ戦争の脅威から逃れることができないと考えるか。「人類」って、ひょっとして、真面目に「ダサく」て「アタマ悪」の「めんどうくさ」な存在なのではないんかな?

11月某日 この人、人間やないで?

 YouTubeで「上原ひろみ(The Trio project-Dancando no Paraiso)」を観る。今回はベースはアンソニー・ジャクソン、スティーヴ・スミスだ。

 ほとばしる疾走感、会場をうねるドライブ感、同じテンポをキープながら「ゆったり」も「ギャロップ」も自由に歌う、豊かで鮮やかな音色。その彼女の歌に、アンソニー・ジャクソン、スティーヴ・スミスがそのピアノに寄り添う。

 ここまで、一つの楽器を「体の一部」にしている人はまず、いない。まるで、サッカーの小野伸二みたいや。まさに、彼女にとって「ピアノはお友だち」「私はピアノ」なのである。アンソニー・ジャクソンは希代のベーシスト。スティーブスミスは、スティックの動きが綺麗な世界最高峰のテクニックを持つドラマーの一人だ。2人とも、音楽関係の雑誌ではよく特集を組まれた(まあ、今もやけど)ミュージシャンでもある。ぜひ、一度、観ていただければ、と思う。

 誰が何と言おうとも、スゴいものは、スゴいのである。

11月某日 紙の本って読みたならない? 

「積(ん)読」がどんどん増えていく。今、読みたい本は、スマホがあれば、どこへでも持っていけ、時間が許せば、読みたいときに読める。

 それでも、昔、読んだ本にもう一度会いたいと思った場合、「紙」の本しかないこともある。先日、「ビジュアル英文解釈Ⅰ・Ⅱ」「入試英文 精読の極意」をネットで見た瞬間、無意識のうちに購入ボタンを押してしまった…相変わらずアカンわ。

 午後、竹岡広信先生の「入門英文精講」を読み直す。食事を挟んで読んだが、次の日になってもうたので、寝ることにした。

 夏ぐらいから、家に、紙の本が確実に増えている。自分は、手にしたときの紙のにおい、めくる時のあの感覚、本屋をのぞき、なぜか知らんけど、気づいたら、手にして買ってしまっとる感覚が好きだ…今は、大きな本屋が近くないので、ネットで購入にはなってまうけど。

11月某日 信じるって何? 

 TVで「保育園の防犯か監視カメラかわからんけど…導入」のニュースが流れている。保育士(先生)の園児への「接触態度」だけではなく、保護者からのクレームの確認や保育士を守るためにもカメラを設置しているような内容だったように思う。

 いわゆる「証拠主義」に感じてまうのは自分だけか。「言った・言わない」「した・しない」…。

 最近、YouTubeの「お勧め」によく、「男女間のトラブル」の番組が出てくる。ここでも、「証拠がなかったらやっていない・証拠があるからやったことを仕方なく認めるんか」という言葉が飛び交う。さらに、裏切った方から悪びれもなく「騙される方が悪い」とも。

 これは…「カンニングしても見つからなければいい(証拠かなければ問題ない)」ってことにもつながる恐れはないん?????そうなってくると、塾講師としては大問題やな。子供の恋愛だけではなく、勉強にも、友情やつきあいにも悪影響なんちゃうのん。

「信用・信頼・倫理観」って言葉、どこいったん。悪いこと、してはいけないこと、実は、証拠が重んじられる法律の世界にだって、「信義則」ちゅう言葉があるのよ。大きく「みんなのことを考える」ちゅう意味では、「公共の福祉」ちゅうのも…。

 なんか、日本の未来、不安やなぁ…。

11月某日 英作文の種

 私は夫婦別姓について民法改正をするのは時期総称と考える。夫婦間の別姓に対しては、メリット、デメリットがあり、国会でも現在、議論されている。
 では、日本の将来を担う子供は別姓についてどう考えているのだろうか。令和7年1月1日の産経新聞によると、家族で同じ苗字がよいという小中学生は、59.9%いる。これに対して、家族で苗字が変わっていい、という小中学生は、16.4%。親が決めたのなら仕方がない、が18.8%。
 これらをのことを考慮すると、私は、将来を担う子供の意見が大人の議論に反映されているとは到底思えない。現在、「現在夫婦別姓」の使用という点では、今の法律内でかなりのことが実現されつつある。
 したがって、現段階で法改正をし、夫婦別姓の早期実現を目指すのは、妥当ではないと考える。          [参考:産経新聞]

〈アドバイス〉

・久しぶりの大学入試向きの英作文の種です。

・部分的でもええから、自分で英作してみることをお勧めするで。

・その後で、参考になるものがなければ「Deeple翻訳(無料版のほう)」で打ち込んで英文を照らし合わせたらええ。「Deeple」を使う場合、日本語を英語の5文型に寄せてから打ったり、副詞句、形容詞句、名詞句ごとに区切って打ったりして確かめることもできる。

・そのうえで、学校や、塾のセンセ、英語の得意な友達に、よりよい、動詞の選択や表現の仕方の添削してもらっててな。

・自分で「音読」できる英文をいくつかのテーマで持っとくのは、「英検」や「スピーチ」にも役立つので、そちらに寄せた英作文を作っとくのもアリやな。

・Deeple翻訳と、Grammarlyは、英語の論文を執筆する際に学者たちも必須アイテムとして使われておるそうや(参考:新井紀子・シン読解力)。ぜひ、無料のものは、使うてみてな。「教科書が読めない子供たち 新井紀子」という本もオモロイで、ついでに言うとくね。

・実際に、アムステルダムの自動運転技術、自動運転のバスでの事故事例などをネットで引くとええかも知れんね。例えば、工事なんかをしている際、センターラインをバスが超える際、止まってしまうようなケースなんかが見つかるはずや。

・ちなみに、「シン読解力 新井紀子」と言う本の中にも、「自動運転」と「AI」の相性みたいのに触れているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

※体調が悪く、久しぶりの投稿となりました。見てくれる人が「0」になる月がなかったこと、ありがたく思います。不定期になりますが、今後もよろしくお願いいたします。