日記 三十九の巻
12月 第4週土曜 冬の寒さを知らない部屋の中、久しぶりに差し込む朝日を感じながら、「減点されない英作文」を読んで、「英語苦手ジャン」のことを考える…
▶北海道の人の部屋って、けっこう半袖過で過ごせるって知ってた…
・基本、窓は二重サッシやし、今、防寒の優秀なカーテンもある。そこに、マンションやアパートの両どなり、上下の階、30℃近くまでガンガンに暖房機効かしとんで。
・その真ん中の部屋、どんだけ暖かいねん。場合によっては、昼だけじゃのうて、夜も暖房要らん日もあるで。
▶昨日、アマゾンで母親の「介護用品」やらなんやら注文しよ(狙ってんは、レンチンごはんな、今、高いよな。この間まで買ってたん4千円台から五千円台になって困ってとるんよ)と思ってたら、なぜか、今年出された「減点されない英作文 基礎攻略編 2025年11月21日発売」を見つけたんや。前持ってたやつは、すでに前の教室閉めた時に消滅しとる。で、買って、さっそくめくってみた。
▶やっぱりな…「大学入試」の参考書の場合、「基礎」って書いたる本読むには、かなりの基本的な力をつけとることが前提やで、って「Unit1」のページめくたったっとき、再認識したわ。
▶「英語苦手ジャンs」、学校配布の文法の問題集に載っとる長い整序ぐらいできんと、結構、大変やで。誤解のないように言っとくけど、英作文、勉強するなら、この本が合う人は、仕上げればかなり力はつくと思うで。
・じゃあ、「Unit1」の最初の見開きを見た感想を言っとくで。
〈過去完了の時間の基準…ある時、その時〉
・この本、最初の問題から、「時制の基準」となる「過去形」と「その過去形の表す時の前後」までの「継続」「完了」「経験」を表す「過去完了」の関係と使い方が出てくる。これ、聞いただけでは「英語苦手ジャン」は何のことか分からんやろ。
・過去完了は、主に、「過去のある時点」までの「完了」「経験」「継続」を表す用法と、「過去よりも前に起こったことを表す」英語の用法や。だから「have」じゃのうて「過去形」の「had」を使ってるんよ。
・「そもそも現在完了って「when」と一緒に使えない」って中学の時と習った、なんて言いだす「苦手ジャン」も多い。
・なんで、「過去完了」なら使えるの、って?
・じゃ、いつものように確かめてみよう。
▶今、「授業はすでに始まっちゃっててさ」を現在完了で考えるなら
「The class has already started.」 よな。「遅刻しそうになりながら教室に駆け込む。先生の声が聞こえる、授業が始まっちゃってて~う~遅刻かよ」
じゃあ、「私が教室に入ったとき、授業はすでに始まっていた」はどう?これ、明らかに「過去のできごと」よな。
▶ちょっと話変わるねんけど‥「is/am/are」「have/has」を助動詞って扱うの、どう思う?色々議論はあんねんけど…。
・「is/am/are」や「have/has」を助動詞扱するなら、生徒に丁寧に説明せんとアカンやろ。困るのは生徒やで。
・中1の生徒たちに教えた「can」、「主語は何でも」「can」でええ、がウソになってまうの、わかる? 生徒、助動詞って主語が何でも、「I can /You can /He can/They can/It can…」、「can」て「三単現」気にせんでええから楽よな~、って思っててん。
・「is/am/are」は「主語選ぶよな」。これ、「助動詞」って言われたら、生徒混乱するで。「Hi is tall.」の「is」は完全な述語動詞やろ。ある有名予備校のセンセは、ネイティブとも話して、現在完了の「have/has」は「持ってる」ちゅう感覚でええ、ある本の中でおっしゃっている。
・さらに、「助動詞+動詞の原形」って習った生徒は、「受け身」の時は「is/am/are」が「助動詞扱い」でって言われてびっくりや。後ろ、「動詞の原形」やのうて「過去分詞」やで。ついでに「現在完了」の時も、これを助動詞というのであれば、の後ろは「過去分詞」や。あれ、「助動詞+動詞の原形」どこいったん?ってなるよな。
・ま、「英語得意ジャン」にしてみれば、自分が正しく使えればええ感覚なんで、あまり関係ないけどな。
・ま分かりやすければ、どっちでもええけど、「英語苦手ジャン」のためにも、できれば教え方、統一して欲しいところよな。
・でないと、「英語難民」ごっつ増えるで。
ま、ええわ。さっきの「過去形」にするで。もう一度出すな。「私が教室に入ったとき、授業はすでに始まっていた」
・「すでに授業は始まっていた」の部分は、「現在完了 」を「過去完了」にするだけやから、「has」を「had」にして、 The class had already started.…①よな。
・さあ、次や。「私が教室に入ったとき」や。現在完了は「今」という時を中心に考える文やから、時は「現在」が中心なんや。でも、「過去完了」は、「あの時~してしまった」「あの時まですっとし続けた」「あの時までに~してことがある」ちゅう「過去」を中心とした表現なんや。「ある時点までの完了、継続、経験」、ここが重要なんよ。もう分かるよな、「AがBしたとき」は、「when A Bの過去形~」やん。これが、過去完了で「when」が使える理由や。
・そうすると、過去のある時点を設定するには、「私が(I)教室に(the classroom)入った(entered)」を「時を説明する接続詞when」で組み立ててまとめればええな→when I entered the classroom…②
・①+②で過去完了の文「私が教室に入ったとき、すでに授業母閉まっていた」 →The class had already started when I entered the classroom.で完成よな。
▶これが「過去完了」で「あの時」という「過去の時点」の「基準」を決める「when」の使い方。「現在完了」では「今」が時の基準の中心になっているため、「when」とは相性が悪いんや。ちょっと幅を持たせた「今」の段階で、「~してしまった」「~したことがある」「ずっと~している」というのが、「現在完了」や。
・この問題では、「class」は「授業」、「classroom」が「教室」、「enter+場所」であって「enter to 場所 」ではないなども確認しておくとええね。直接目的語を取る間違えやすい動詞、なんて、すぐにネットで引けるで、まとめておくとええね。
〈間接疑問文と関係代名詞whatについてほんのちょっとだけな〉
▶「減点されない英作文」の「Unit1」の見開きの右のページには「疑問文」のことがのってるんやけど、この見開き2Pを理解するために、「疑問文」に関して、高校1年までに分かっておきたいことが一つ、高校2年までには知っておきたいことが一つある。
・一つめ、高1までで理解して欲しいのは、主語の部分を問う疑問文。これ、苦手な子多いんよね。疑問文を作れればそのまま関節疑問文に組み込めばええだけや。
・例えば、「Tom broke the window.」ちゅう文があったとして、これを「誰が窓を割ったの」ちゅう「疑問文」にしたいとする。
・通常、「過去形」の一般動詞の疑問文は、「did」を使うんやったね。でも「英語苦手ジャンs」はよくこんな文を作る「Did who break the window? 」…さすがにこれはアカンな、なぜ?
・そう、「wh」の仲間「who,when.what,where,what time…」は、疑問文や間接疑問文では、先頭指定よな。だから、この先頭の「did」は罰金級の違反や。でもな、「did」がアウトやとすると、「過去形」はどこで表すん、ってことになるよな。
・英語は「語順」「時制(時間)」「数」にうるさいんや。じゃあ「誰が窓壊したの?」は「Who break the window? 」って考える? 場合によっては通じるかも知らん…けど、これは、これで、相当おかしな文やで。1つは、「過去形」ではないちゅうこと、もう一つは、この文、三単現なんで現在形で正しい文にするには「breaks」でないとアカンで。
・余談やけど、英語では、相手が分からん、性別や数がわからんような時は「三単現」よく使うで。ホテルで部屋ノックされて「who is it?(誰ですか)」って聞く。これって「三単現」よね。えっ、知らない?「be動詞」の「三単現」担当は「is」やん。
・話、戻すで。結論から言えば、英語は一つの文で「過去形」は一か所、過去であることが分かるようにするのが原則や、だから「did」を使えないのであれば、残りは「過去形」にできる「break」を「broke」にするしかないわな。答えは「Who broke the window?」や。
・できた文を組み込んで、「あなたたちは誰が窓を壊したか知っていますか」を作ってみよや。いわゆる「間接疑問文」や。 当然、この文の日本語の「主語—述語」は、 「あなたたちはー知っていますか」だから、「Do you know」の頭から3語はノータイムや。 次に「だれが窓を壊したか who broke the window」の部分をつなぐ Do you know who broke the window 疑問文なのを確認して最後に「?」をつけて Do you know who broke the window? で完成。
・次に、高2までに知っておいて欲しいことな。それは「what」なんやけど…面倒なんで、例、挙げるわ。「what he said」の「what」の使い方。訳がすぐに2つ思いつくだろうか。「彼が何を言ったのか」「彼が言ったこと(彼が話したすべてのこと)」、前者の「what」は疑問詞やし、後者は、「関係代名詞」の「what」やね。
「You must know what he said. 」であれば、 「あなたは彼が何ていったか知っているはずです」とか 「あなたは彼が言ったことを知っているはずです」の両方の訳ができる。
・もちろん、場面や話の内容で、訳がどちらかに決まる場合もある。訳せない「what」をノートに集めてぜひ「what」克服してみな。
・「what」は意外と曲者なんよ。間接疑問文でも、「Do you know what time it is?」ってなると、何で2語?「What time」って何?とわけわかんなくなる。これぞ「英語苦手ジャン」。
・あ、そうそう、ちなみに、こんな言い方、外国の方はせんで。「Do you have the time?今何時ですか」を覚えておいた方がええで。「Do you have time?」だとナンパだと思われてひっぱたかれるかもな。もちろん「What time is it?」でもええけどな。
▶簡単な単語でも侮れんのが「英語」やね。
▶ということで、今日は「減点されない英作文」の話でした。
・高3受験生は、自分ですでにやること決めてるはずよね、夢に向かって邁進してな。
・高2生でこの「減点されない英作文」使いたい人は、「冬休み中」または、「3学期中」に「ヴィンテージ」や「ネクステ」を完全に仕上げてからにした方がええよ。「ネクステ」だって、問題解くだけじゃなくて、下にある問題の日本語訳を見て、全部口で言える、英作でけるようになれば、偏差値、爆上げの可能性大や。大学入試に実際に出題された文、自分、英作でけるようになっとるわけやから。後、「減点されない英作文」使うんであれば、「英作文」が試験で必要かどうかも重要やからな、他の受験教科もあるし…残りの時間、大切よな。
▶そうそう、ウチの母親、年末の商店街のくじみたいので、6枚連続で¥100当たったんで。6回も連続で当たるんやたら、なんで1等当たらんかな。すごいんか、ツキの無駄遣いなんか…。


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