日記 二十二の巻
日記 二十二の巻
2025年12月 第1週 金曜日 本棚から「オマエ、まだ読み終わってねえだろ」と高橋源一郎が落ちてきた ※敬称略
▶昼食後、何となく「読書 学力」とPCに打ち込むと、「資料2-2 読書活動と学力・学習状況調査の関係に関する調査研究 平成21年度 文部科学省 委託調査研究 静岡大学」がヒットした。
・よく「読書」する子は頭がいいと言われるよな。中には、本は好きだけど、勉強は全然ダメ、ちゅう生徒もおるやん。
・この中で、「C.読書活動と学力・学習状況の関係に関する調査研究」ちゅうのがあって、「教科の学力と読書好きとには強い関係が見られる」という報告が出てるんや。大切なんは、NOT「読書」BUT「読書好き」ちゅうとこや。
・これって、開成高校や灘中の生徒たちが、普通の中学生、高校生が読まんような「宇宙」や「微積」の専門書をうれしそうに、読んでいることにとりあえず納得よな。
・自分の「興味ある本」を選んで「ただ最後まで読み終える」だけではのうて、「内容を理解しよう」としながら読むもんな。これこそ、好きこそものの上手なれ、の効用なんちゃう?
・単なる「読書時間」や「読書量」「多読」ではなく、「読書好き」ちゅうところが「教科の学力」につながるってことやん。
・あと、気になったんは、「目的に応じた資料の読み書き」が生徒の差に現れている、ちゅう分析や。何を書こうとして、どんな資料を調べたり集めたりするのか、そしてどこをどう読んで、それをどう表現するのか。これってレポートを書くときにも役に立つよね。
▷面白いのは、「宿題をするかしないか」は全体的な傾向を示すとはいえない、と述べられていることや。ま、「宿題」に関しては、そもそも、勉強が嫌いで宿題をせん生徒もおれば、塾の宿題だけしかやらん生徒もおる。中には、学校の宿題なんかやるな、塾の宿題だけやればいい、と言う塾の先生もいるようやし、時間がなくて、答えを写して提出しても点数には反映せんやろしな。
▷今、教科書を「読めない」、「読んでもわからない」生徒が激増中や。そればかりではなく、前に紹介したけど、先生が「教科書の何ページ開いてね」ちゅうのにも、反応できない子供もいるそうや。「コミュニケーション」がうまくいかないことばかりが問題視されがちやが、そもそも教科書レベルのものを「音読できない」「黙読できない」ことも結構、「(他者への)理解」ということに悪影響が出とる気がするで、自分。
・自分の時代は、「国語」「英語」に関わらず、よく教科書を当てて読まされとったけどな。中には、「爆笑」するような「漢字」の読みをするヤツやおかしなところで切って読むお嬢もおったりして…。高校の地理の先生なんか、生徒に、教科書を読ませ取る間に、黒板にフリーハンドで素晴らしい「地図」書いとったで。
▷PC、タブレット、AI先生…世の中便利になればなったで、問題が次々と出てくるよね。
※引用、参考資料、資料2-2 読書活動と学力・学習状況調査の関係に関する調査研究 平成21年度 文部科学省 委託調査研究 静岡大学
▶昼寝をしいていると、読みかけの「DJヒロヒト 高橋源一郎」が枕の横に、勢いよく落ちてきた。どこまで読んだか忘れたので、最初から読み直す。


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