日記 二十五の巻
12月 続・第2週火曜、真夜中の強い揺れに、画面の中で、旅館やホテルで戸惑う外国人宿泊客
▶12月8日夜、11時15分、東北・北海道を強い揺れが襲った。
▶FNNプライムオンラインでは、函館の旅館から高台に徒歩で非難するフランス人観光客の様子、揺れるTVを必死に押さえながら地震がおさまるのを待つ青森県に宿泊していた台湾からの観光客の様子など、地震発生当時の様子を報道している。
・言葉が通じない、情報も手に入らないまま、極寒の夜、無我夢中で高台に駆け足で急ぐ…長く強い揺れに耐えながら、備品が倒れてこないように必死に押さえる…
・泊っている建物の耐震構造はだいじょうぶか、ホテルには何日分の食料があるのか、泊っている場所は孤立することはないのか。近くの避難所はどこか、避難所の充電器や食料、冷暖房設備は十分か、避難中体調が悪くなった場合どうしたらいいのか…。
・おそらく、地震でなくとも、緊急時、異国を訪れている人は、国内に住んでいる人とは別の緊張感、焦燥感、そして絶え間ない不安に襲われているはずだ。
・確かに、非常時の避難経路は、ホテルの通路や部屋に貼ってあったり、旅館の案内に載っていたりする。
・でも、ホテルに宿泊する際、じっくりと見る人は何人いるだろうか。
・ましてや、旅行さきや出張さきで宿泊中、地震や地滑り、津波、洪水などが起こった際、どのタイミングで、どこに避難したらよいかは、日本に住んでいる自分たちでも知らないことが多いのではないか。
▶近年、記憶に残る大きな地震が少なくない。この先、観光大国「日本」として成長していきたいのであれば、「宿泊時の自然災害」という面からも、「観光客」や「宿泊客」にどう接するか、新たに考えなければならない局面に来ているのではないか、と考えてまう…。
12月 第2週水曜 雪曇りの午前中、ゴミ捨ての後、自販機の前で、ホットコーヒーを飲みながら、さらに、災害について、自治体や町内会の役割を考える
▶今日は不燃ゴミの日である。売っているゴミ袋の表記を見ると、自治体によって「燃えるごみ」「燃やせるごみ」「燃えないごみ」「燃やせないごみ」「燃やせないごみ」などさまざまな表現があるようだ。なんか、納得いかんくない？
▶12月8日の地震が「本震」ではない場合、「後発地震」最大M9レベルまでの恐れを警戒しなければならないと言う。ま、「余震」ではなく、次の「本震」を警戒する必要があるわけやね。自分も「震度5」までは経験はあるけど、「震度6」となると想像つかん。
▶実際、「東日本大震災」のような地震が起こった場合、「自治体」や「国」が状況を把握し、手を差し伸べるまでの期間、身近な単位での避難、救助活動しかできへん。さらに、「避難所」にたどり着くまでは、「自分の命を守る行動」を自分でせなアカン。
・でもな、病気を抱えた高齢者、旅行者、主張中などの人にとっては、前回、述べたように「どのように行動」してよいのか分からない場合があるやろ。
▶身近な人に助けてもらうとはいっても、家族に連絡できない場合や一人ぐらし、ケガして動けん人もおるんちゃうか。
▶人々がパニックになっとる中、「隣人」や「通りがかりの人」が親切で、一緒に避難してくれる確率はどのくらいやろか…だとすれば、頼るのは「消防団」か「町内会」か。
・避難訓練をしている「町内会」はあるやろけど、緊急時に「誰が誰と一緒に避難所まで逃げるか」ある程度決めている「町内会」はどのくらいあるのだろう。例えば、仲の悪い者同士が一緒に逃げるのは感情的になる恐れもあるし、「安全」はもちろん大切やろうけど、「透析」や「薬」などが必要な人は、指定の避難場所よりも、大きな病院のそばの「避難所」に行く方が良いのではないかと思うんやけど…。
・自分の地域では「消防団」の活動は普段は全く知らされていない。まったく、見知らぬ人が来て、避難を手伝うてどういうことなん？「町内会」がそもそも機能していない場合は、どうなるのか。
▶住んでいる市の防犯マップのようなものを見ると、「洪水」などが起こった場合、家の周りは「３m」まで水がくると書いてある。家のそばは上りのカーブがあり、建物は、大きな２つの「のぼりのカーブ」にはさまれている。その「のぼりのカーブ」の上には中学校がある。明らかに自分の住んでいる建物よりも高い位置にある「中学校」も水位は同じ「3メートル」だ。これはどういうことだ？
・上りのカーブの上にある中学校が「３m」水につかったら、自分の住んでいるところはそれよりもかなり低いのだから、「6m」近くまで水が来ると言うことなのか？もしそうであれば、防災マップにある「3m」は、地形に伴って変化する、単なる目安にしかならい、ということなんか。
▶ついでに言うてしまうけど、今、住んでいる市では、住宅内の「緑地管理」もとりあえず、「市」と「町内会」で半分ずつのような形で行うことになっている。
・裏の緑地は、森とまではいかいが、「林」一歩手前程度レベルである。多分、その昔、林を切り開き、道を作り、住宅が建てられるようにした経緯があると思われる。
・「スズメバチ」が出て人が刺される、ポイ捨てなどでちょっとした火事が発生するなど、問題が起きたとき、「町内会」と「市」、どちらが「巣の除去」や「治療費」「消化活動」や「緑地の復元」に対して責任を負うんやろな。
▶疑問はつきないが、体が冷えて来たので、とりま部屋に向かう。