日記 二十一の巻

12月 第1週木曜 「答え」を自分で考える、調べる…そんな「問題」をみんなで楽しんでみるのもええんやない?

▶「精読の極意 丹羽裕子」「上原ひろみ サマーレインの行方」を読む。

▷「精読の極意」MATERIAL1を読んでいた時、突然、高校時代の数学の授業のことを思い出した。この先生についたら「数学」は終わってまう、そんな噂のある先生やった。耐えきれなくなった数人の生徒がある日、授業中に反発し、とんでもない緊張が教室が包んだのを覚えている。

 授業が終わり、やっと落ち着きを取り戻した教室で、ふと前の方を見ると、何事もなかったかのように、一人のクラスメートが熱心に、その先生に「質問」をしていた。彼は、今、自分で皮膚科の病院を開業している。

・たんたんと、自分のやるべきことをし、目標に向かう、そういう人って強いよね。先生も、きちんと質問受けてるとこは、プロ意識あるよね。ま、自分は、あまり相性のええセンセではなかったけど…。

▷上原ひろみ サマーレインの行方」から引用

…ニューヨークの週末のランチタイム、音楽よりも食事を楽しみにクラブに来る客がほとんどだ。HIROMIという名前も、多くの客はおそらくその日初めて聞いたに違いない。彼らの前でひろみは気合一杯の演奏をした。そして、そのランチ客たちを全員、自分の演奏のとりこにしてしまったのだという。ひろみの演奏の素晴らしさに、客は食事も忘れて盛り上がった…〈上原ひろみ サマーレインの行方 文 神館和典 写真 白土恭子 文庫版 20p、21pから引用〉

・ま、一か所だけ「HIROMI」になっているのはなぜか、なんて野暮な問題は出さんで。

・食事や、会話を楽しんでいる目の前の人たちを、「食事も忘れて」「自分の演奏」のとりこにするのは、並大抵の腕では不可能だ。まさに、天才。繰り返しになるが、踊りながら、ノリノリで全身で弾く彼女のピアノ、ぜひ一度聴いてみて欲しい。

▶〈今週の頭の体操〉12月4日の「ばけばけ」からの出題。

・たまにはこんなのもよくない?

▷答えは「ない」で。自分で考えたり、調べたりしてな。

・「ばけばけ」のタイトルはなぜ「化け化け」や「バケバケ」ではなくひらがな表記なのか。

・「士官」とは何か、説明せよ。

・番組中「hungry」は「腹ペコ」の意味で使われているが、よく「ハングリー精神」と言う言葉を巷で聞く。「腹ペコ」で使われる「hungry」と「ハングリー精神」の「ハングリー」の関係は?分かりやすく説明せよ。

・当時(明治時代)の「結婚」とは、どんなものか。今日の放送内の会話を参考に、現在と比較して説明せよ。