近況のご報告
2025.2.7再更新
★記事を投稿するのが途切れ、大変申し訳ありません。個人的な事情があり、少々時間がかかっております。
可能な範囲で、下書き自体は進めておりますが、今少し、時間がかかりそうです。また投稿を通して皆様にお会いできるよう努力いたします。よろしくお願いいたします。
★日本は、少子高齢者時代を迎えるとともに、「異常気象」とも言える状況が続いています。現在、「大雪」の被害を受けている地方都市において、住民が大きな不安を感じているのは、「移動」と「街の機能回復の速度」ということだと思われます。
「大雪」で、公共交通機関が途絶える状況が発生するということは、仮に「自動運転」の時代が来てもそれは解決できない大きな問題であるということです。また、北陸、東北、北海道と、いわゆる日本で雪の多い地方では、「大雪」になると、「停電」が発生することもあり、「生活物資」の物流が一時的に止まるだけではなく、「ライフライン」にも影響が出る恐れが十分あります。今回の大雪で、地方の主要都市(例えば特急始発駅、停車駅など)でも数日間「孤立」する恐れがあることが判明しました。しかも「雪に慣れている」と思われている「北海道」で。例えば、帯広市では、影響は公共通機関だけではなく、「通学(7日午前、高校への「市内」のスクールバスはまだほとんど走っていません…地元の十勝バスや拓殖バスのHPを見ると、「市内バス」の運行自体、来週まで待たなければならなようです)」や「在宅介護(車で入れない道がある、駐車できないので介護ができない)」などにも及んでいます。
TVでは、釧路駅での観光客にインタビュー、コンビニの品薄状態、十勝の農業のハウスの倒壊、除雪の様子、帯広の小学生の通学の様子、一部バスの運転再開の喜びの声などが流されていますが、できれば、「通院」できない人々や仕事で困っている「ヘルパー」の方々にも報道の焦点を当てていただきたかった…。
公共交通機関が「機能マヒ」を起こす、ということは、住んでいる人々も訪れている人々も「他の地域にも職場(打ち合わせや営業)にも買い物にも病院にも行けない」ということです。これは、AIを搭載した「自動運転」の超優秀な車が走る時代が来ても、大雪の際、あるいは、雪が止んだ後においても、道路が除雪されるまでは完全に利用できないと言うことに他なりません。また、「自動運転」の車が雪道で予想だにしない事故に巻き込まれたり、立ち往生したり、寒さで車のシステムが稼働しなくなったりすることも考えられると思います。(この場でこういうことを書くのは重々不謹慎だと分かっているのですが‥このあたりは、大学受験生の方にぜひ英作文などで使っていただきたい、一人でも多くの人にどのような形でもいいから、このような状況であることを発信し、共有して欲しい、と思います)
また、「透析」や「緊急手術」など、ご家族がそばにいない場合、命にかかわる方を誰が把握し、どのように病院に送り届けるか、一人暮らしの高齢者の安否確認をどう行うか、移動できない観光客にどう対処するか、というような課題が見えてきた「雪害」だったのでは、と私は思います。責任は行政か、病院か。はたまたやっぱりご近所でしょ、ということで「地域のコミュニティ」や「町内会」が面倒を見る形になるのか…。市役所、郵便局、病院、会社自体、大雪だった4日、次の日の5日は、出勤できない人が少なくなかった事実も見逃せません。
帯広では、7日、一部のバスが運行され始めた、というニュースが流れました。しかし、実際は、「帯広駅ー空港間」「帯広ー広尾間」「帯広ー陸別間」「帯広ー芽室間」などが迂回運転を始めたばかりであり、市内を走るバスの運行はまだ数日待たなければならない状況です。「市民はバスを利用し病院や歯医者、買い物に行けない」ということです。車を所有していない住民や免許返納した住民にとって、「住みやすい街」に選ばれたこともある「帯広市」での「衝撃的」な「暮らしの不自由さ」を感じている日々だとも言えるでしょう。
1980年代のバブル遺産、「グリュック王国」建設の代わりに、その費用を、「幸福・愛国」を中心とする新しい観光産業創出に投入し、空港付近にホテルを誘致し、「帯広ー空港」間に比較的雪の影響の少ない「地下鉄」を敷いいていただきたかった、そう思う帯広市民の方は少なくないのではないでしょうか…。これは、観光客やビジネスで十勝を訪れる方にも利すると思うのですが…。
「予算」の都合はもちろんあると思います。が、有事の際、十勝を「緊急脱出」するとなると、今後はやはり飛行機が重要な手段になると思われます。始発駅でありながら、札幌までのJR特急「とかち」は今回の大雪の日には終日機能せず、その影響は次の日も続きました。「雪が降り終わった後」は「晴れ(帯広は日照時間が長いことでも知られています)」ているのですから…デパート「藤丸」の復活も帯広市民にとって重要だと思いますが、ぜひ、それと同じぐらい「空の玄関」の充実、滑走路の除雪体制の強化とともに、雪の影響力の少ない「帯広ー空港間」をはじめとする「地下鉄」の導入を帯広市には考えていただくことを提案します。
★閑話休題。
今後、「雪害」に対して、「除雪・排雪」の予算だけではなく、「除雪」のシステムとともに(今回は4日深夜から除雪を始めても間に合わなかったという経緯を踏まえ)、災害時に対する「地域住民ごと」の話し合いや準備も必要になってくると思われます。よけいなお世話と言われればそれまでですが…おそらく、「町内会」「マンション」単位でも、病院に週数回通わなければならない方や一人暮らしの高齢者がどのような状態であるかはっきりと把握していない「自治会」などが多いのではないかと…。今回のような「記録的短時間」での「大雪」となると、もし、遠くにご家族が住んでいる場合、降雪の初日は車が使えず、バスもタクシーも利用できず、到着までに、かなりの時間がかかることになります。
日本海側を中心に「寒気」の影響が引き続き残るようです。「雪」や「風」の被害が最小限におさまることをを心から願っております。
降雪が多くなる、強風が予想されるなどの予報がでている地域にお住まいの方々においては、長時間の雪かきや狭くなった車道や歩きにくい歩道において、事故やけがをなさらないよう、また、インフルエンザなどにも十分お気をつけてお過ごしください。
竹立 千賀
ディスカッション
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