アナタが知らない素敵な「並べかえ(整序)」の世界!②

2024年12月18日

★★★Hello, there. 今日は、公立高校入試タイプの「並べかえ」をみていくで~。

『単語が分からないからできませんでした』って言い訳のできない「並べかえ」の話、どやった?…

前回の「並べかえ」の「単語の中」で「dog」のところを「dogs」にするという間違いがありました。大変申し訳ありませんでした(訂正済み)…

前回は、いつもより読んでいただいた方がおったようで、ホンマ、おおきにです。「基本(体系)」を頼りに、手がかりをみつけて、組み立てていく、ある意味では「数学的」思考も鍛えられるんちゃうかな、と思います。今日も、ご参加よろしゅう頼んます。

★★★いや~、覚えられん単語ってない~?(なぜかいきなり余談よね~)実は、「ラジオ英会話」を聞くときに予習として、まず、スキットの和訳の部分を見て「英作」するんやわ(さすがに「ビジネス英語」はそんな時間ないんでスキット音読から入るけど)。その後、自分で「本文」と見比べて、表現が違う場合やミスを確認して、今度は「英作」も同じことをするんやけど…。ほんで、放送中は、「シャドーイング」にこだわる。番組終了後、表現や文法、気になったところを「電子テキスト」に「メモ」して復習するんやけど…先日、「兄弟姉妹(sibling)」って単語出てきてん。この単語、結構、何度も見とるのに、忘れてまう~。

・「私たちは4人兄弟です、は I have three siblings. (自分以外に3人兄弟がおるわけ)な。ちなみに「Do you have any brothers or sisters?(兄弟いる?)」の場合も注意点あるで。それは、「brothers or sisters」の順で使うこと。「sisters or brothers」とは言わんので注意しよう。いかんいかん、「親戚」「関係者」なんかも書きとなってきたわ、もう~。今日は日記⑨じゃないって。

★★★そろそろ塾では「冬期講習」よな「公立高校の過去問」や「私立高校の入試問題」に触れる時期やだとすると、「自分の弱いとこ」復習してから「講習」に出ないと、「効果」は半減するで。「何?どやって復習したらいいか分らんて?」「う~ん、そやね」。内申が「4」以上のキミは、「模試(それぞれ各県で実施してるはずや、東京都立向けの『Vもぎ』など、なければ、学校で実施した「入試型の確認テスト」みたいなものでも構わん)」の間違えた問題の解きなおしを「講習前」にすることやね。内申「3」とか、苦手な教科に関しては、「定期試験」で間違えた問題を再度復習することかな。

・たとえ、試験中「時間がなかった」としても「習った問題が出なかった」としても「分からない単語」があったとしても、間違えたことには変わりはない。同じ問題、時間内で「80点」「90点」取っとる人はおる。もし、そういう人と同じ高校受験するなら、その問題「デキんとアカン」やろ。

・ちょうど「冬期講習まで」後2週間や。「講習会が始まったらやる」ではなく、「講習会が始まるまで」にどのくらい「差を詰めるか」が勝負や。今の段階で、「私、何したらいいですか~」って塾のセンセに相談してる状態はあまりよろしくないで。

そんなの面倒や「問題、どこへやったかわからん(ま、そもそもこういう時点で入試、黄色信号から赤信号や)」ちゅうんやったら、社会・理科・英語の「一問一問」でもええし、数学なら、「教科書の後ろ」に「中1からの復習問題」みたいの、載っとるで。

★★★実は、せっかく「並べかえ」のこと書き始めたんで、週末、ちょっと全国の「公立高校」の入試問題の「並べかえ」をパラパラしとったんや。で、今回は、2024年の「青森県」の「並べかえ」を見ていこうと思う。当然、著作権やなんやらで「そのまま」っちゅう訳にはいかないので、「単語を変えたり」「並べかえ部分の単語を増やしたり」して解説したいと思うんでよろしくね。

本日のポイント…「中1・中2で習った基本文を思い出せ」!

じゃ、始めよか。今日は1題をつめるで。

じゃ、さっそく。(今回の問題は、2024年、青森県公立高校入試問題 大問2より:中学2年生後半~高校1年生の英文法用に改題)

(1)You [sightseeing/ be/ visit/ spots/ to/ the / will/ happy] spots in Aomori.

★★★ま、「竹立塾」なら間違いなく、「you」も「spots」も「in Aomori」も[ ]の中に入って、作った英文を和訳せよ、までが問題となっとるとこなんやが…一問目ということで、[   ]の左右確認をすることが組み立てのヒントになることも分かって欲しいんや。で、こんな風にひねってみたわ青森県の実際の「並べかえ」の問題も、「部分の並べかえ」になっとる。ちなみに実際の入試問題では、長文の途中に3題「並べかえ」があるタイプ、で「和訳」は無しや。

「なんや、これ。こんな長いの自分の受ける公立の問題でないで、や~めた」ちゅうすぐ「やめ太君」や「逃げ子」ちゃんがいることを想定して(これ、日比谷、早稲田、慶応受ける受験生ばかりやなく、竹早、向丘ぐらい、首都圏、地方に関わらず、中堅校を受験する生徒までは、ふつうに解ける人、いるから、解けなくていいってことには絶対ならんよ)、今日は最初から解説中心でいくで。

★★前回の「解説」忘れた人のために、も一度言うけどな、「術語動詞」の発見な、これ大事。
★まず、時間を決められる動詞・助動詞な、これは「visit(現在形)」「will visit(未来形)」「will be(未来形)」ちゅうことになる。「接続詞 (andやwhen,if,because) 」が、ないんで、基本、『述語動詞』は一つよな。ま、「本動詞」や「述語動詞」と言う言葉を使ったり(VとV’の区別)、「述語動詞」の数(述語動詞ー1=接続詞の数)をうるさく言うセンセがいるのはこういうこっちゃ。この文は、「接続詞」を使わずに完成するんやから、「visit」を「述語動詞」で使うてしもたら、「will」が完全に浮く。もし、「visit」を現在形、「will be」を未来形でつかうんやったら、「述語動詞」は2つになってまう。もっかい言うで。接続詞がないんだから、この問題の「述語動詞」は「現在形(普通の現在形・現在進行形・現在完了形)・過去形(普通の過去形・過去進行形・過去完了形)・未来形(普通の未来形・未来進行形・未来完了形)・助動詞+原形・助動詞+完了形」。この中で「時間」を設定できる、一つだけがこの文の「述語動詞」なる(一つの文には基本「述語動詞」は一つだけ)。先頭に「You」があるんで、ちなみに「Be」から始まる「命令文」も無理よな。だから、「述語動詞」は「will visit」か「will be」しかないちゅうことになんねん。

「You will visit」の組み立てやと、「あなたは(これから)訪れる、訪れる予定だ、訪れるでしょう」訳がどれであっても後ろに「どこへ」ちゅう「場所」が来んとイカン。「visit」は「visit場所(ワザとくっつけて書いたで)…場所(人)を訪れる」なんよ、「visit to 場所」とはせんようにな、間違いやからな。ここで、[  ]の右に目をやると、まさに、「spots」ちゅう「場所を表す」単語が見えるわけよ。相性のよさそな組み合わせは、「観光名所(sightseeing spots)」よな。もっというと「観光名所を訪れる」「visit the sightseeing spots」が一つのかたまりになりそうや、というこっちゃ。

ここで、手を動かして書いてみる(これ、importantよimportant!)と、
・【You [will visit ……..the sightseeing ]spots in Aomori.】となってもうて「visitの使い方のルール違反」ちゅうことが分かる。「visit場所」やからな。「観光名所を訪れる」は「visit the sightseeing spots」でびったりくっつかんといかん。つまり、「visit.は.な.し.て.the sightseeing spots」とはできないんや。
・並べてかくと、
(〇)【visit the sightseeing spots】 はOKやが
(×)【visit… 他の並べかえの単語… the sightseeing spots】 は無理、間違いちゅうわけや。しつこく説明しとくで。
ここ、文だけの説明では伝わりにくいとこやから、最寄りの塾、または、ガッコのセンセに質問してな。

だから、「will be」という「述語動詞のセット」だと分かる。これで確定や

★ここから先は、小6、中1で習う「I am happy.」ちゅう文を思い出してほしいんや。さ、ここから「未来形」までいくで。この主語を「You」にする「You are happy.」。これを「未来形」にすると、「未来形(ま、未来形と言うのは英語にはない、ちゅう考えもあるがここは、今から先のことを表す未来形な)」、「is /am/ are」の「willを使った未来形」は、「will be」なんで、「You will be happy」ちゅうのが見えてくる。

★ほしたら、今度は、「並べかえの単語の『to』」に注目や。「不定詞」の例文な。やっぱり、中学校の教科書級ので行くで。(基本を応用に使えるようになれば、英語のレベル各段に上がるで)。「happy」や「glad」使た「不定詞」の基本文と言えば、
「I’m happy to meet you.」
「I’m glad to see you.」よな…本番、これらがが頭に浮かべばもう、気持ちはホンマに「happy」ちゅうヤツや。もう、この並べかえ、いただいたも同然やな。

★組み立てた「You will be happy」使うてもいいけど、ここは、思い出した「基本文」の主語を「You」として、「You are happy to meet you. 」これやねん、これ使お!ただ、「あなたがあなたに会ってうれしい」はおかしんで、「You are happy to meet Tom」にしとこか。 (※申し訳ない、うっかりしてました。訂正します。12月12日)

★さらに「are」を「未来形」にして「You will be happy to」。「to」の後ろは動詞の原形な。「You will be happy to visit」、「visit どこ」やねん。「sightseeing spots(観光地)」やろ


そして、ここで、残りの「the」どこに着けるか問題やな。

「the」は「人ものこと」のかたまりの先頭、「a/an/the」の金銀銅の「名詞かたまりの先頭オリンピック」の花形選手や、「the sightseeing spots in Aomori (ちなみに、spots in Aomoriは、問題文に、始めからつながって載っている)」。「the」を嫌がる子多いけどな…もっと「悪魔」がおんねん。それは「無冠詞の複数形」や。「無冠詞の複数形」の扱いほど気ぃ使うものないで。な、他の塾の英語のセンセもそう思うやろ。前にも出て来た「I like dogs.」この「dogs」もその一つや。

「You will be happy +to 動詞の原形~」の「to 動詞の原形」の部分に「visit」のかたまりの先頭「to」で決めて、「to visit the sightseeing spots in Aomori」で「不定詞」のかたまり完成やな。

「You will be happy to visit the sightseeing spots in Aomori. (青森の観光名所を訪れれば楽しいよ)」、これが正答となる。

★★★キミらも英語講師も…ガッコのセンセですら「教科書の基本文なんて覚えても英語できるようにならねえよ」って思とる人もおるかもしれんけど、じゃあ、何のために「教科書」配布しとんねん。何のために「教科書」に載せてんねん。英語、できる人はええよ。でも、今、英語が苦手な人、「教科書の基本文、日本語言われたらちゃんと英語ですぐに出てきます?」…大切な表現をひとまず、簡単な構造の文で載せとんのが「基本文」やろ。
 
 それこそ、「英語ペラペラ」になるんは勉強するヤツ次第や(教材やセンセ次第ではないからな)で。昔、2件目の塾で一緒に働いてた「東京外大」出身の講師は、「高校の教科書だけで予備校の模試なんか全国1位取れますよね、先生」と軽々とおっしゃってました…自分も人のことは言えないけどな、高校の教科書、端から端まで(訳注や後ろの単語リストまで)勉強するヤツなんて滅多におらんわな…それで「こんなんやっても」って批判しとっても全然威力ないで。教科書をやれば点数取れる、話せるようになる人もおるんよ、国立一発で合格する人もいるんよ、世の中。
 
 教科書に載っている「基本文」もすぐ出てこん状態で「応用」だけ都合よく習おうと思たら、それこそ「応用の空中浮遊」や。なんかあったらすぐ「墜落する(もっとひどい言葉でひょうげんすれば『落ちる』)」で、ホンマ。

❑もう一言だけ、せっかくだから言わせてえな。「教科書不要論」な、これ、今より凄い「格差社会」や「批判」を産むことになるで「基準」がない、ちゅうことは、恐ろしいこっちゃで。「デキる生徒」と勉強で点数が取れない「デキない」生徒の差、ますます広がる。もう少し、「教える」ちゅうことを「生徒寄り」で考えて欲しいわ。今ですら、「このセンセについたら数学は終わり」「よかった~、A先生なら英語、大丈夫」って、(面と向こうては言わんけど)…学校のセンセも(塾のセンセも当然)子供や保護者に言われてんねんぞ。「こうやったらいいねん、俺のやり方がサイコーやねん」って、ま、「押・し・つ・け・て」生徒ができるようになればいいけど、ついて来られへん生徒もおるやろ。もちろん、センセの言うことがすでに分かってて授業中つまらんと思う生徒もいる。教え方って大切やと思うんよ。そして、「指導要領」「指導書」ちゅうのは、教師のためちゅうより、むしろ生徒のためにあるもんやないとアカンと思うんや。息切れしてきたわ…「入試問題」や「教科書」の「著作権」に関してもブリブリモノ申したいとこやが、今日は押さえとく。

★★★本日の一題「You will be happy to visit the sightseeing spots in Aomori.」でした。

★★本日使った基本文からの組み立て…並べかえ、作文への応用ができるようにしてね。

・I’m happy.           I’m happy to meet you.

・You are happy.         You’ll be happy to meet Tom. 「you」のままだと、訳がおかしなるんで「Tom」にするで。   

・You will be happy.        You’ll be happy to visit the sightseeing spots in Aomori.

★★文法事項…できれば調べて例文を頭にストックしてください。

★a/an/the+人ものこと(名詞)…「a/an/the」は名詞のかたまりの先頭に置こう。

★visit 場所(visit here/ visit thereという表現や、人を訪れる visit my uncle などの表現もあり)

★「be 動詞のこれから先のことを表す表現」…will be

★不定詞(副詞的用法)「to+動詞の原形」…to visit the sightseeing spots in Aomori…動詞は準動詞(to+動詞の原形/ ~ing)になっても後ろのパーツは連結したまま使える(あなたの知らない素敵な「並べかえ(整序)の世界①」参考)

※【参考までに…過去形の文から不定詞を作る例】「I studied English last night.」を①述語動詞から丸ごと切り取る「studied English last night」→動詞を原形にする「syudy English yesterday」→「to 」前につけると「to study English last night」で「不定詞」の完成。

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次回は、青森県の並べかえ2題目を解説予定です。ちょっと「よだきぃ」なってきました。読んでいただいて、ありがとうございました。「並べかえ」「英作文」は、高2までの文を「体系」に沿っていかに操るか、がポイントです。逆に、操られたり、遊ばれたりせんよう一緒に頑張りましょう。では。